象はいかにもうるさいらしく、小さなその眼を細めてゐたが、またよく見ると、たしかに少しわらつてゐた。
☆唱(となえる)照(あまねく光があたる=平等)。
願いの済(救い)が現れる章(文章)でる。
幕はどこにある?
宮殿は?
観念的に想起する(幕や宮殿)はここには無い。
幕の宮殿、幕=宮殿ということになるが、幕(宮殿)はこの画の中のどれを指定したらいいのか・・・描かれた対象は6枚の連なるパネルのように見える。
馬の鈴(伝説・風評・命令など声を発するもの)、天空(床からの焦点はここに在る)、樹林(模様のような人為的な緑)であり、その各々に漆黒(無)のパネルが付いているように見える。これらは直立しているが、何らかの圧力のために変形している。
そしてこれらは人為的に描かれた(創作)にすぎない。
宮殿とは建物である、壁と床が宮殿なのだろうか。しかし、幕と言っている。室内における幕・・・土色をした陸地(地球)に建つ幕のように薄い虚偽と圧力により隠蔽された権力(皇帝)を矮小化して見せたのではないか、滑稽かつ鋭利なおとぎ話のように。
(写真は国立新美術館『マグリット』展/図録より)
親子の蟹は三疋自分等の穴に帰って行きます。
☆審(正しいかどうか明らかにし)詞(言葉)を解(さとる)。
算(見当をつけ)必(そうなると決まっている)字の文を問う。
訣(人と別れる)鬼(死者)の講(話)である。
実際、この家のドアはどうして錠がついてないのでしょうな。むろん、それなりの理由はあるのです。秘書のドアはいつも開いていなくてはならぬという故事から来ているんですよ。
☆どうしてこの入口は閉鎖されていない入口なのでしょう。もちろん理由はあるのです。
秘書のドアは常に開いてなくてはならぬという古い格言から来ているのです。