続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『セロ弾きのゴーシュ』49.

2019-06-28 06:52:18 | 宮沢賢治

「いやになっちまうなあ。」ゴーシュはにが笑ひしながら弾きはじめました。するとくゎくこうはまたまるで本気なって「かっこうかっこうあかっこう」とからだをまげてじつに一生けん命叫びました。ゴーシュははじめはむしゃくしゃしてゐましたがいつまでもつゞけて弾いてゐるうちにふっと何だかこれは鳥の方がほんたうのドレミファにはまってゐるかなといふ気がしてきました。どうも弾けば弾くほどくゎこうの方がいゝやうな気がするのでした。


☆照(あまねく光が当たる=平等)の談(話)は翻(形を変えてうつす)記である。
 逸(隠れた)章(文章)は冥(死後の世界)を究める談(話)である。
 化(教え導く)帖(ノート)には法(神仏の教え)の記はある。
 断(思い切った)段(手立て)の記である。


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