続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』1831。

2014-12-24 06:13:02 | カフカ覚書
Kのつもりでは、教師に文句をつけられないように手つだってくれるだけなら、その必要なまったくないということをとくにきょうちょうしたわけではなく、ついそれとなく口に出した程度で、一方、それ以外のことで力になってやろうと言うのならどうかという問題にはまったくふれずにおいたのであるが、ハンスは、そこをはっきりと聞きわけて、もしかしてほかのことでお役に立てることはないでしょうか、とたずねた。もしあれば、よろこんでお助けしますよ。ぼく自身でできない場合は、母に頼んでみます。そうしたら、きっとうまくいくにちがいありません。


☆それにもかかわらず、Kは空虚(幻影)に助けられるくらいならその必要はない、非現実的な暗示に過ぎず、特に強調したわけでもなくそれとなく暗示しただけなのだからと言うと、それ以外の助けは全く要らないのかとたずね、ハンスは論争にもしかしたらほかの助けが必要ではないか、もしそうならば予言者は喜んで手助けするのではないかと言った。
 わたし自身ができないときにも、母にそれを頼んでみれば、きっとうまくいくと思います。

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