続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『国道の子供たち』29。

2021-07-26 06:17:38 | カフカ覚書

 ヴィルトバハ橋のところでぼくたちは立ち止った、もっと先まで駆けて行った子供が戻って来た。下では波が、もうすっかり夜になったとは思えないほど、石や木の根を打っていた。そうしていけない理由はなかったのに、なぜ誰も橋の欄干に飛び上らなかったのだろう。


☆急流な橋のところでわたしたちは立ち止った。もっと先まで走っていたが、後方へ回転した。流れは星や激怒を打ち、下に流れて行った。確かに終末(死)に遅れたのではないが、何故、誰も破損(失敗)を訴えなかったのだろう。


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