続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『水仙月の四日』22。

2021-10-07 06:05:51 | 宮沢賢治

枝はまるで弾丸のやうにまつすぐに飛んで行つて、たしかに子供の目の前に落ちました。

☆枝(死)はまるで弾丸(タマ→霊)のようにまっすぐ飛んで行って、たしかに子供(死境)の目の前に落ちました。

 子供はびつくりして枝をひろつて、きよろきよろあちこちを見まはしてゐます。雪童子はわらつて革むちを一つひゆうと鳴らしました。

 革むち・・・革ハカクと読んで、覚。むちは無智。

☆子供(死境)はびっくりして枝(死)をひろって、きょろきょろあちこちを見まわしています。雪童子(詩の導師)はわらって無智の覚(覚り)を鳴らしました。
 ひゆう・・・比喩。例えているんだよ、と。


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