「ひゆう、もつとしつかりやつておくれ、なまけちやいけない。さあ、ひゆう」
雪婆んごがやつてきました。その裂けたやうに紫な口も尖つた歯もぼんやり見えました。
裂けたやうな…レツと読んで烈、精神が正しく強い。
紫な口…紫はシと読んで、死。口はコウと読んで、孔。死の孔(入り口)
尖った歯…尖はセンと読んで数多。歯はシと読んで、死。
非有(存在にあらず、存在を消す)、もっとしっかりやってくれ、なまけちゃいけない。さあ、死へ誘導するんだよ」
死神がやって来ました。その死の入口には数多の死もぼんやり見えました。
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