続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『セロ弾きのゴーシュ』48.

2019-06-27 06:47:17 | 宮沢賢治

 ゴーシュがすっかりおこってしまっえ、
「こらとり、もう用が済んだらかへれ」と云ひました。
「どうかもういっぺん弾いてください。あなたのはいゝやうだけれどもすこしちがふんです。」
「何だと、おれがきさまに教はってるんではないんだぞ。帰らんか。」
「どうかたったもう一ぺんおねがひです。どうか。」くゎくこうは頭を何べんもこんこん下げました。
「ではこれっきりだよ。」
 ゴーシュは弓をかまへました。くゎくこうは「くっ」とひとつ息をして
「ではなるべく永くおねがひいたします。」といってまた一つおじぎをしました。


☆曜(日光)の済(救い)を運(めぐらせる)談(話)である。
 化(形、性質を変えて別のものになる)で、教(神仏のおしえ)を記している。
 逸(隠した)等(平等)の化(教え導くこと)を解(分かるように)究める。
 即ち、営(こしらえながら)逸(隠している)。


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