続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『水仙月の四日』19。

2021-10-04 06:21:25 | 宮沢賢治

「ありがたう。」雪童子はそれをひろひながら、白と藍いろの野はらにたつてゐる、美しい町をはるかにながめました。川がきらきら光つて、停車場からは白い煙もあがつてゐました。

 白と藍いろの野はら・・・白はハクと読んで、魄。藍いろは愛、精神。野はらはNOはら、何もないところ…目には見えない精神界(冥府)だと思う。

 停車場は『銀河鉄道の夜』の停車場と同じで、現世と来世の切り替えの場ではないか。諦(真理)赦(罪や過ちを赦す)場。

 白い煙もあがつて・・・魄(死者の魂)を援(助けて)おりました。
 川は三途の川かもしれない。


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