続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

吉川宏志(私的解釈)黒き鯉。②

2022-03-01 07:09:08 | 吉川宏志

 黒き鯉逃げて薄まる水ありき少年期よりの友の少なさ

 黒き鯉はコク・リと読んで、哭、詈。
 逃げて薄まるはトウ・ハクと読んで、蕩、魄。
 水ありき(水有)はスイ・ユウと読んで、出、幽。
 少年期はショウ・ネン・キと読んで、招、然、鬼。
 友の少なさはユウ・ショウと読んで、幽、障。
☆哭(大声で泣き)詈(ののしる)。蕩(揺れ動く)魄を出(外へ出す)。
 幽(あの世)の招(まねき)、然り、鬼(亡霊)である。
 幽(あの世)を障(遮る、防ぐ)。

 黒き鯉はコク・リと読んで、酷、罹。
 逃げて薄まるはトウ・ハクと読んで、党、迫。
 水ありき(水有)はスイ・ユウと読んで、衰、憂。
 少年期はショウ・ネン・キと読んで、悄、念、記。
 友の少なさはユウ・ショウと読んで、悠、傷。
☆酷(容赦なく厳しい)罹(災難)は党(仲間)を迫(苦しめ)衰(勢いをなくしている)。
 憂(悩み)悄(悲しむ)念(思い)で祈る。
 悠(遠くで)傷(心を痛めている。

 黒き鯉はコク・リと読んで、古句、理。
 逃げて薄まるはトウ・ハクと読んで、謄、吐く。
 水ありき(水有)はスイ・ユウと読んで、遂、友。
 少年期はショウ、ネン・キと読んで、衝、然、記。
 友の少なさはユウ・ショウと読んで、言う、至要。
☆古句の理(物事の筋道)を謄(書き写す)と吐く。
 遂(やりとげる)友は衝(重要なところ)を然(その通り)に記すと言う。
 至要である。


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