続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『セロ弾きのゴーシュ』7。

2021-08-16 06:09:28 | 宮沢賢治

 虎みたいな勢で・・・虎はTiger(タイガー)、大我(唯一絶対の宇宙の本体)。
 ゴーシュの畑からとった半分熟したトマト・・・半分はハンブン、Heaven(天、空)。
 読んでいると微妙にどことなく文字に含みがあるような気がする。軽い冗談にも思えるけれど、言葉に膨らみと真意が隠されていると思う。
「ああ、くたびれた。なかなか運搬はひどいやな。」
 運搬はひどい?〈うんぱん〉はひどい・・・雲晩かもしれない、雲の晩は月は出難い(見えにくい)。

 賢治はこんな風に文章の中に気づいても気づかれなくてもいいような微妙な可笑しみを入れている。


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