続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『水仙月の四日』42。

2021-11-08 06:17:33 | 宮沢賢治

「おや、をかしな子がゐるね、さうさう、こつちへとつておしまひ。水仙月の四日だもの、一人や二人とつたつていゝんだよ。」

 おかしな子、おかしな死、死が曖昧で生死を彷徨っている。
 こっちは、死界(霊界)
 水仙月の四日・・・水仙が咲くころ(冬から初春)の四日(朔日の月は見えない、四日は三日月であり、死の日と読める。このころの月は地上に垂直に弧を描き舟の様相を呈している。
 西の三日月には西方極乗浄土にいるとされる慈悲にあふれた仏である阿弥陀仏が、観音菩薩、生死観音をひきつれ月に立ち、死者を迎えるのではないか。死者にとって、特別な日だと秘かに言っている。


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