続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『セロ弾きのゴーシュ』6。

2021-08-13 06:19:07 | 宮沢賢治

 第一夜、三毛猫の登場。
 二十日過ぎの月のひかりが室のなかへ半分ほどはひってきました。

「二十日過ぎの月」「もうあと十日しかないんだよ」
 つまり三十日には演奏会があるということである。三十日の月、すなわち一日(朔日)。黒い月が立つ、その時起きる天体ショーへ向けてゴーシュは練習しているという設定である。

 嵐のやうな勢で「印度の虎狩」といふ譜を弾きはじめました。
 インドの虎狩り・・・インドラ(雷の神様)
 ゴーシュが奏でることのできる唯一の光と音の演奏、雷光はゴーシュ(地球の精神)の努力の賜物という想像力あふれるユーモアです。


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