腕の痺れの治し方 （7/23の臨床実践塾の準備）

今までの「診断即治療」の記事内容は、今後 FC２ブログ に書いていく予定です。

神経根の辺りで圧迫されてシビレが出る

先日、「右腕が痺れる」と訴えて来た方がいました。
その方は、巨鍼療法で簡単に治りました。
巨鍼は硬結を取るのに抜群の威力を発揮するからです。
しかし、巨鍼の使えない方は多いと思いますので、ここでは他の方法を説明致します。

この症状の原因を調べる方法は、解剖学で考えるとわかりやすいです。
痺れるのは神経の問題があり、神経の流れを阻害している原因を考えるとわかりやすいからです。

原因を調べるにはいくつかの方法があります。たとえば、
① 何もしなくても痺れるのか
② 腕に力を入れた時に痺れるのか
③ 首を後に倒したときに痺れるのか
④ 後ろに倒してから横に倒したときに痺れるのか

「何もしてないのに右腕が痺れる」という時は、上部胸椎辺りで神経圧迫を受けている可能性があるので、上部胸椎の右側を触って、凝りがあるかどうかを診ます。
凝りがあれば、その凝りを取ると痺れが楽になります。
こういうのは巨鍼療法の得意とする治療です。

しかし、それだけで治るというわけではありません。
何故なら、「凝りを解す」だけでは、根本的な治療にならないからです。
ですから、その凝りがどこから来たのかを考える必要があります。

多くは、肝臓の異変が原因で、上部胸椎に 経筋腱収縮牽引 を起しています。
これは 「人体惑星試論」 で説明する理論ですが、この経筋腱収縮牽引の原理を知っている人は、腕の痺れも楽に治すことができます。
要するに、肝臓からの経筋腱収縮牽引が原因なら、肝臓を整えることと、神経圧迫を起している椎骨を正常に戻せばいいわけです。

つまり、上のイラストで、椎間孔が狭くなったり、椎体が捻れたりすると、神経圧迫が起って神経障害として腕が痺れてくるので、椎間を広げたり、椎骨の捻れを正常に戻したりすればシビレは解消されてくるわけです。

七星論での脊椎配置

七星論での脊椎配置は上図のようになっていて、腕が痺れるという場合は、多くが胸椎2～5番の辺りに硬結ができています。
それは、上の「脊椎配置の図」で見てもわかるように、胸椎2番＝金（肺・大腸）、胸椎3番＝地（心包・三焦）、胸椎4番＝火（心・小腸）、胸椎5番＝木（肝・胆）の反射が現れるところで、それらの臓器は背部の反射区に凝りを作り、経筋腱収縮牽引を起しやすいのです。

そこで、どの部位で狭窄や捻れが起っているのかを調べるのですが、「何もしなくても腕も痺れる」というときは、頸椎ヘルニアや頸肩腕症候群を疑います。
（この治療は難しいので、ここでは省略しておきます）
しかし、それらが原因でない場合は、上部胸椎や頚椎の調整を行ないます。

仮に、頭を後ろに倒した時に痺れる場合は、上部胸椎に歪みがありますので、上部胸椎を矯正するようにします。
頭を後ろに倒して、さらに首を左右に倒した時に痺れるというのは、胸椎1番から頚椎2～3番ぐらいまでに原因がある場合が多いので、その部を矯正します。

矯正の方法は、6月25日の臨床実践塾で行なった「一穴整体鍼」でもできますが、ここでは手技による矯正法を説明しておきます。
① 脊椎の棘突起に指を当てたまま、脊椎を撫でるように下に滑らします
② その時、ポコッと飛び出た感じのする所があれば、そこが歪んだところです
③ 脊椎を緩めるために、頭を真っ直ぐか、軽く後ろに倒してもらいます
頭を下げた状態だと、僧帽筋や脊柱起立筋などが緊張して矯正できません
④ 異常のある脊椎で、飛び出たと思われる部位を軽く押し込むようにします
⑤ それで痺れが緩むようなら、その方法を2～3度行います
⑥ 1箇所の椎骨に歪みがあるときは、必ず他にも歪みが出ていますので、そこを①の方法で探して、その部も④と同じように押し込みます
「七星論での脊椎配置」で考えると探しやすいです
⑦ 脊椎全体を整える意味で、仰臥になってもらい、両手を広げて、左右に倒してストレッチを加えます

米経済指標好調受けてNYダウ129ドル高、ドル買われ1ドル＝113.35円、NY原油バレル47ドル8営業日続伸（学校で教えてくれない経済学）

6月の米製造業景気指数ISMが5月の54.9％から57.8％へ上昇した。米債券が売られ10年物米国債利回りが2.3401％へ上昇、NY外為市場でドルが買われ、1ドル＝113.35円、1ユーロ＝128.82円で取引された。NY原油（WTI）はバレル47.07ドルへ8営業日続伸、一方、NY金は国債利回り上昇、ドル反発を受けてオンス1,217.20ドルへ1.9％急落した。米景況感の予想を上回る好調を受け、NYダウは129ドル高、21,479ドルで取引を終えたと4日付けブルームバーグ電子版が伝えた。NY市場は独立記念日控え半日取引だった。

7月4日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で中国CCTVは「習近平国家主席はプーチン、ロシア大統領と3日、クレムリンで会談する。習国家主席はメルケル、独首相の招待を受けてG20に出る」と伝えたあと「習国家主席はトランプ米大統領と3日、電話会談を行った。習国家主席はトランプ大統領に「米海軍のミサイル駆逐艦が中国の領海に侵入。両国の絆は複数のネガティブな要因に影響を受けている。全体的な方向を見失わないよう注意すべきだ」と語った後「両国首脳は一つの中国政策と北朝鮮の核開発阻止に圧力をかけることで合意した。」と伝えた。香港TVBは「中国外務省報道官は中国の排他的海域であるパラシエル諸島を米国海軍が「公海の自由」を宣言し軍事的挑発を行ったと抗議した」と伝えた。ロシアテレビはトップで「プーチン大統領は習中国国家主席とクレムリンで会談する」と伝えた後「今年のロシアでは夏らしい夏は期待できない。ロシア全土が異常気象に見舞はれている。豪雨、雷雨、シベリアで熱波、ボルガ川流域で数週間竜巻が継続」と伝えた。韓国KBSは「韓国は記録的な大雨で各地に浸水被害が出ている。数日前は雨不足だった。現在台風3号がテジュ島に接近している。」と伝えた。韓国KBSは「共に民主党」幹部に対する捜査が進んでいる」と伝えた。

4日朝放送のドイツZDFは「ドュッセルドルフからイタリアに向かう65～81歳のシニア観光客を乗せたバスが渋滞中のトレラーバスに追突、18名が死亡した」と伝えたあと「3ケ月後に迫ったドイツ連邦総選挙をにらんでCDU+CSUが共同綱領を発表した。同綱領によれば2025年めどに現在の失業率5.5％から3％以下を目指すとしている」と伝えた。同性婚に賛成していたCSUに同調し、メルケル首相は個人は反対だが、CDUは党としては賛成へ方針転換、総選挙での勝利に向けて動き出している。フランスF2は「マクロン仏大統領は3日、ベルサイユ宮殿で上下両院議員を集め演説し「我々が遂行しようとしていることは革命だ」と語った。マクロン大統領は『これからの５年間の政策に上下議員数925人を1/3減らし617人とする。一部に比例代表制を導入する。』と演説した」と伝えた。英BBCは「公務員給与引き上げ率1％上限撤廃を求める労働党に対してハモンド財務相は『公務員500万に給与を1%増やせば1,800億ユーロの財源が必要だ。EU離脱を目指す英国に余裕は全くない』と応じていない」と伝えた。英国国内では公務員給与引き上げ率に上限を設けたことが公共ビル火災、相次ぐテロ事件を招いたと労働党はメイ政権を追求している。（了）