今までの「診断即治療」の記事内容は、今後 FC2ブログ に書いていく予定です。
夏バテはこれからの季節に出てくるものですが、すでに夏バテのような症状が出ていつ人がいます。
そんなときには、上の写真のような 「コラボ鍼」 のやり方(刺鍼法)を使うと、患者さんは楽に治療を受ける事ができます。
そして、症状がひどい場合は、「北斗鍼(灸)」というのを使います。
北斗鍼(灸)とは、 『人体惑星試論奥義書』 に書いた治療法です。
これは、かなりの虚証になった患者さんに使うのですが、熱中症や夏バテにも使える「優れもの」で、虚証の治療で、こんなに即効性のある方法は見たことがありません。
ここ何日か、北斗鍼(灸)を何人かに使いました。
このところの気候(気圧)の変動で、心臓に異変が起こり、熱中症のような症状が出ていたからです。
熱中症の症状は、以下の「熱中症の症状」を見てもわかりますように、東洋医学的に診ると主に心臓からの症状です。
熱中症の症状
口が強く渇く(この症状を感じてない人もいます)
めまい・立ちくらみがする(この症状は多い)
生あくびが頻発する(この症状も自覚している人は多い)
頭痛(強い頭痛ではないので、気付きにくいようです)
吐き気や嘔吐がある(胃が悪いと思っている人もいます)
手足のけいれんが出る(サロンパス等で治まると考える人もいます)
身体がだるくなる(この症状があると熱中症を疑うようにしています)
まっすぐに歩けない(ちょっと深みに入った状態です)
汗が出過ぎたり、出なくなったりする(汗は心臓と関係があります)
意識がなくなる、混濁する(こうなると急いで病院へ行ったほうがいい)
治療院に来られる方の多くは、何らかの「痛み」を訴えて来る方が多いので、ついつい「痛みの治療」に専念してしまい、熱中症のことは気付かないこともあると思います。
しかし、熱中症のような症状には、体の歪み矯正をする手技療法では対応が難しいし、下手すると悪化させてしまうので、熱中症だと判断したら、鍼灸治療を加えていきます。
歪みの治療には、 「一穴整体鍼」 や「コラボ鍼」を使い、内臓機能の調整には「北斗鍼(灸)」を使います。
「北斗鍼(灸)」は、陰経(腎、肺、心包、心、木、土の経)の原穴に、軽く鍼をしたり、糸くずみたいなお灸をしたりするものです。
それをすると、患者さんは治療の途中から身体が楽になってくるのを自覚するようで、多くの患者さんが、まだ治療は終わってないのに、「楽になりましたわー」と言ってくれます。
この北斗鍼(灸)を考え出して、実際の臨床に使ったときのことを今でも思い出します。
一人の患者さんが、息子さんに連れられて、息も途切れ途切れで、歩くのもおぼつかない様子でやって来ました。
問診をしようにも、呼吸が苦しそうで、スムーズに言葉が出てこないのです。
そこで、息子さんに事情を聴いて、北斗鍼をしたのですが、北斗鍼をしている途中から、
「先生。凄く楽になってきました、、、、、。……ほんとに楽になりましたわー」と喜んでもらいました。
最近来られた患者さんで、脳出血後遺症で車椅子に座ったまま治療をする患者さんがいるのですが、話ができないので、家族への問診で治療を進めていきます。
先日来られたときには、
① 痰が多いのか、やたらに咳払いする
② 全身がかなり怠そうだ
③ 元気がない
と言うことでしたので、脈を診たら、予想より強いので、これは芯熱だと判断し、すぐに北斗灸をしました。
それから鍼をしたのですが、鍼は通常の半分ぐらいです。
すると、治療の途中から、咳払いがなくなりましたので、
「もう楽になったと思いますよ」と言うと、家族の方が、
「どう?楽になった」と聞いたら、眼瞼を開け閉めして、楽になった事を伝えていました。
その方には、「一穴整体鍼」や「コラボ鍼」は必要がなかったのでしませんでしたが、他の方で、熱中症と思われる患者さんには、歪みを診てから「一穴整体鍼」をして、まだ歪みが残っていると思われた場合には、「コラボ鍼」を加えるようにしています。
治療は、大きく分けて「筋骨の調整」と「内臓調整」の二つをやることになるのですが、この二つを行なうことで、治療効果を長持ちさせることができます。
今度の臨床実践塾 は、主に「コラボ鍼」をやりますが、季節がら「北斗鍼」も加えたほうがいいようなので、少し時間を割いて「北斗鍼」の実技もやることにしました。
コラボ鍼は、皮だけに引っ掛けるテクニックを使います
夏バテはこれからの季節に出てくるものですが、すでに夏バテのような症状が出ていつ人がいます。
そんなときには、上の写真のような 「コラボ鍼」 のやり方(刺鍼法)を使うと、患者さんは楽に治療を受ける事ができます。
そして、症状がひどい場合は、「北斗鍼(灸)」というのを使います。
北斗鍼(灸)とは、 『人体惑星試論奥義書』 に書いた治療法です。
これは、かなりの虚証になった患者さんに使うのですが、熱中症や夏バテにも使える「優れもの」で、虚証の治療で、こんなに即効性のある方法は見たことがありません。
ここ何日か、北斗鍼(灸)を何人かに使いました。
このところの気候(気圧)の変動で、心臓に異変が起こり、熱中症のような症状が出ていたからです。
熱中症の症状は、以下の「熱中症の症状」を見てもわかりますように、東洋医学的に診ると主に心臓からの症状です。
熱中症の症状
口が強く渇く(この症状を感じてない人もいます)
めまい・立ちくらみがする(この症状は多い)
生あくびが頻発する(この症状も自覚している人は多い)
頭痛(強い頭痛ではないので、気付きにくいようです)
吐き気や嘔吐がある(胃が悪いと思っている人もいます)
手足のけいれんが出る(サロンパス等で治まると考える人もいます)
身体がだるくなる(この症状があると熱中症を疑うようにしています)
まっすぐに歩けない(ちょっと深みに入った状態です)
汗が出過ぎたり、出なくなったりする(汗は心臓と関係があります)
意識がなくなる、混濁する(こうなると急いで病院へ行ったほうがいい)
治療院に来られる方の多くは、何らかの「痛み」を訴えて来る方が多いので、ついつい「痛みの治療」に専念してしまい、熱中症のことは気付かないこともあると思います。
しかし、熱中症のような症状には、体の歪み矯正をする手技療法では対応が難しいし、下手すると悪化させてしまうので、熱中症だと判断したら、鍼灸治療を加えていきます。
歪みの治療には、 「一穴整体鍼」 や「コラボ鍼」を使い、内臓機能の調整には「北斗鍼(灸)」を使います。
「北斗鍼(灸)」は、陰経(腎、肺、心包、心、木、土の経)の原穴に、軽く鍼をしたり、糸くずみたいなお灸をしたりするものです。
それをすると、患者さんは治療の途中から身体が楽になってくるのを自覚するようで、多くの患者さんが、まだ治療は終わってないのに、「楽になりましたわー」と言ってくれます。
この北斗鍼(灸)を考え出して、実際の臨床に使ったときのことを今でも思い出します。
一人の患者さんが、息子さんに連れられて、息も途切れ途切れで、歩くのもおぼつかない様子でやって来ました。
問診をしようにも、呼吸が苦しそうで、スムーズに言葉が出てこないのです。
そこで、息子さんに事情を聴いて、北斗鍼をしたのですが、北斗鍼をしている途中から、
「先生。凄く楽になってきました、、、、、。……ほんとに楽になりましたわー」と喜んでもらいました。
最近来られた患者さんで、脳出血後遺症で車椅子に座ったまま治療をする患者さんがいるのですが、話ができないので、家族への問診で治療を進めていきます。
先日来られたときには、
① 痰が多いのか、やたらに咳払いする
② 全身がかなり怠そうだ
③ 元気がない
と言うことでしたので、脈を診たら、予想より強いので、これは芯熱だと判断し、すぐに北斗灸をしました。
それから鍼をしたのですが、鍼は通常の半分ぐらいです。
すると、治療の途中から、咳払いがなくなりましたので、
「もう楽になったと思いますよ」と言うと、家族の方が、
「どう?楽になった」と聞いたら、眼瞼を開け閉めして、楽になった事を伝えていました。
その方には、「一穴整体鍼」や「コラボ鍼」は必要がなかったのでしませんでしたが、他の方で、熱中症と思われる患者さんには、歪みを診てから「一穴整体鍼」をして、まだ歪みが残っていると思われた場合には、「コラボ鍼」を加えるようにしています。
治療は、大きく分けて「筋骨の調整」と「内臓調整」の二つをやることになるのですが、この二つを行なうことで、治療効果を長持ちさせることができます。
今度の臨床実践塾 は、主に「コラボ鍼」をやりますが、季節がら「北斗鍼」も加えたほうがいいようなので、少し時間を割いて「北斗鍼」の実技もやることにしました。