習主席はにこやかに手を振り内外記者会見に登場、2022年以降を見据えた人事を発表と香港TVB（学校で教えてくれない経済学）

「中国の習近平国家主席（64）は就任から5年後に、近年では類を見ない巨大な権力と毛沢東に比肩する名声を手に入れた。中国共産党は25日、新たな最高指導部（政治局常務委員）7人を発表した。習氏側近らが昇格したが後継者候補は含まれなかった。習氏自らの意向を党の意思決定に大きく反映させることが出来る体制となった。習氏が2期目を終える2022年以降も「68歳定年」の慣例を破って留任することが可能な布陣となっている。」と25日付けWSJ紙電子版でJerremyPage,ChunHanWong両記者は書いた。一方、25日のNY市場は、利益確定売りが出てNYダウは112ドル安、23,329ドルで取引を終えた。NY外為市場では次期FRB議長にタカ派のテーラー氏有力として一時1ドル＝114.24円まで上げたが、株安の流れとECB理事会を翌日に控えてユーロ買い・ドル売りの流れから1ドル＝113.63円までドルが対円で値下がりした。ユーロは対円で1ユーロ＝134.24円で取引された。NY原油（WTI）はバレル52.18ドル、NY金はオンス1,279．00ドルと共に前日
とほぼ変わらず。

26日朝放送のBHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「習近平氏は新しいい常務委員を発表したが全て60歳代だった。これは2022年以降も自ら留まることを意味する。習主席は毛沢東以降で最も強い指導的立場を確立した。」と総括した。中国CCTVは「25日、中国に世界の視点が集まった。習近平総書記はにこやかに内外の記者たちに手を振り入場しました」という言葉で始まった。中国CCTVは「習近平総書記は全てのエネルギーを中国共産党に集中します。中国共産党は自信と自尊心を持って断固発展を目指します」と語った」と伝えた。香港TVBは「習主席は5人の新しい常務委員を発表した後、中国共産党員全てが豊かになるため誰一人も置き去りにされてなりません。骨をむしばむいかなるウイルスも排除し、不正撲滅を進め、党の全てのエネルギーを集めて党発展の力となります。」と語った。2022年以降を見据えて後継者を置かなかった。」と伝えた。豪ABCは「習近平主席は李首相から経済関係の権限を奪った。習近平氏は自らに権限を集中する。自らの後継者を置かなかった。2022年以降も残る可能性がある。」と伝えた。ロシアテレビは「プーチン大統領は習近平主席に祝電を送り、メドべージエフ首相は中国を訪問すると語った」と伝えた。韓国KBSは「中韓関係改善を目指し水面下での交渉を始めた」と伝えた。

ドイツZDF,英BBC、フランスF2はともに今朝の「ワールドニュース」では新しい中国指導部に関する報道はなかった。ドイツZDFは「先に倒産したエアベルリン従業員4,000人の再就職先交渉が不調に終わった」と伝えた。英BBCは「デービスEU離脱担当相は交渉期限ぎりぎりまで結論は出ないだろう」と語った」と伝えた。フランスF2は「フランス国内で住宅価格が高騰し庶民の手から離れて来た」と伝えた。インドNDTVは「ティラーソン米国務長官とインド外相と会談した。インドは北朝鮮との外交関係は継続すると語った」と伝えた。フリピンABS-CBNは「ドゥテルテ比大統領はロシア艦隊の寄港を歓迎する」と米艦上で語った。ドゥテルテ大統領は29日から日本を初めて訪問する」と伝えた。（了）