様子見からNYダウ7日振り反落、アセアン国防相会議に米、中、韓、日８ケ国も参加して北朝鮮問題協議（学校で教えてくれない経済学）

米税制改革計画の26日に米下院通過見込みで一時最高値を更新したNYダウは、その後利益確定売りで54ドル安、23,273ドルで7日振りに反落して取引を終えた。株安から債券利回りが低下、ドルが売られた。一方、スペイン、カタル―ニア独立問題とECB欧州中央銀行会議開催を週明けに控えてユーロ売りが出てドルは持ち直し、1ドル＝113.41円、1ユーロ＝133.25円で取引された。NY原油（WTI）はバレル51.90ドル、NY金はオンス1,280．90ドルと共に抗議に終始したと24日付けブルムバーグ電子版が伝えた。

24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」ではドイツZDF,英BBC,フランスF2,香港TVEが共に「国連ドヒンギャ支援国会議で日本円で390億円支援を決めた」と伝えた。ドイツZDFはトップで「ドヒンギャ問題はそもそもイギリス植民地時代、当時のインドからビルマに労働者として連れてこられたことに端を発する。ミヤンマーは90％近くが仏教徒である。宗教的対立が根深い。スーチー国家顧問は今年に入りドヒンギャ問題について初めて口を開き第３者調査機関受け入れを表明した。ミヤンマー国内では方向性が出ていない。今回の国連による支援決定は100万人を超えたバングラデシュ内避難民キャンプの改善が当面の目的である。ドヒンギャのミヤンマー帰還をむしろ遅らせるとの見方がある」と伝えた。英BBCは「ドヒンギャ問題は25年前からミヤンマー国内で起こった根深い問題だ。」と指摘したがドイツZDFが指摘した英植民地時代からの歴史については触れなかった。

24日朝放送のフィリピンABS-CBNは「フィリピン国防相は23日開かれた10ケ国によるアセアン国防相会議で「ミンダナオ島で5ケ月間戦闘が続いていた麻薬撲滅のためイスラム過激派との戦闘が終結した。最後まで抵抗していたグループ40人の遺体を確認した。」と発表した」と伝えたあと「24日からアメリカ、日本、中国など８ケ国を加え、北朝鮮問題中心に討議を予定している。マチス米国防長官は日韓防衛閣僚と会談した。」と伝えた。24日放送の中国CCTVは「コー中国報道官は、ラブロフロシア外相は北朝鮮問題は対話による解決以外の選択肢はないと言明した。中国も全く同意見であると語った。」と伝えたあと「習同志は党綱領および規律委員会に出席。23日の党代表人事の候補リストが配布された。」と伝えた。韓国KBSは「与野党は不動産対策について協議した」と伝えたあと「韓国政府は、北朝鮮問題は基本的には平和的解決によることを確認した。一方、ホワイトハウスは「対北朝鮮制裁リストに核実験に関連する32品目を追加したと発表した」と伝えた。

カタール、アルジャジーラは「ソマリアで300人が死亡した爆弾テロはトルコが数か所で1万人のソマリア兵士訓練の軍事訓練施設訓建設を進めていることへの報復だと判明した。トルコはエルドアン政権発足5年間、一貫してソマリアを支援してきている。」と伝えた。米ABCは「アフガニスタンで4人の米兵が殺害された」と米国防相が発表した。アフガニスタンでの特殊部隊だった。」と伝えた。世界では北朝鮮問題はじめきな臭い事件が後を絶たない。ところが日本では、先の総選挙でも安全保障問題は争点にならなかった。（了）