道頓堀かに道楽風景
江嵜企画代表・Ken
27日(金)午前10時から神戸市「相楽園会館」で開かれた第52回神戸市高齢者美術作品展、第30回神戸長寿祭へ楽しみにして出かけた。
出品した「道頓堀かに道楽風景」日本画15号は惜しくも入選を逃した。日本画コーナーには申し込み順に37点の作品が展示されていた。例年にも増して丹精込めて描かれた絵が多く、大いに刺激を受けた。
恒例により、出展者名の下に年齢が記載されている。60代が6名(男:1、女:5)、70代(男:11、女6)、80代(男:8、女:6)、全体では
男:20、女:17)と男性優位だった。金賞は「緑燃え木々は舞う」と題して、73歳の男性の石垣を右手前に配し、空に向かって凛として立つ松を描いた10号の力作だった。銀賞の作品は、75歳男性の10号の「のうぜんかつら」で、きりりとして身の引き締まる清楚な作品だった。
銅賞は2点。89歳の女性の「坂越情景」と86歳の男性の「黎明」で共に8号の風景画だった。努力賞3点、「子守り」(75歳男性)、「月明り」〈82歳女性〉、88歳女性の「立葵」、と人物、景色、花と分かれた。
当作品展には日本画(37点)、洋画(111点)、陶芸(21点)、書(22点)、写真(36点)が展示されていた。この日は「菊花展」と同時開催。幸い好天にも恵まれ、例年より多くの人が開場午前10時から詰めかけていた。「相楽園」入り口に兵庫区老人クラブの旗を立て記念撮影する場面に出くわした。老いて益々盛んというが、80歳代、90歳代の方々の作品も多く、大いに元気をもらった。(了)