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NYダウ一時400ドル上昇も息切れ98ドル高、米中貿易次官級協議、北京で開始、中国政府は成功期待と発表、キム委員長を乗せた列車が北京入りかと韓国KBS(学校で教えてくれない経済学)

2019-01-08 08:25:40 | 経済学
週明け7日のNY市場は先週行われたパウエル、ハト派発言に加えて米中次官級貿易協議が北京で再開されたことを受けて、NYダウは98ドル高、0.4%高、23,531ドルで取引を終えた。ナスダック(1.3%高)S&P500(0.7%高)と続伸した。ただ米中協議は再開されたが双方の立場の違いは大きい。合意無き英国のEU離脱問題も控えている。壁問題で米政府機関閉鎖は3週間経過した。中国経済に鈍化の兆候が見られる。つれて海外資金の中国からの逃避が昨年末にかけて急増している。欧米各紙は中国初の世銀総裁が任期を3年残して突如辞任、国内インフラ投資対応の為として移籍させたと伝えた。8日付フィナンシアルタイムズ電子版は多くの企業は迫りくるリセッションに備えなければならないと見ていると書いた。グローバル規模で問題は山積している。本格的な株価反発は難しいとの見方が多い。

7日付NYタイムズ電子版は「トランプ大統領が8日夜、メキシコ国境を訪問し壁問題で演説予定と発表した。週末行われたホワイトハウスと米議会との会合は不調に終わった。壁問題は移民政策、安全保障問題として持ち上げられ2020年次期米大統領選の争点の一つになりつつある。民主党は壁問題ではトランプ大統領に強硬に反対する立場を崩していない。一方、民主党支持者が多い政府機閉鎖の長期化は給与面で好ましくなく、民主党指導者は今ジレンマに陥っている」と書いた。

7日のNY外為市場ではドルが対円では買い戻され1ドル=108.60円で取引された。対ユーロではドルは1ユーロ=1.1476ドルと売られたが、円は対ユーロでは買われ1ユーロ124.66円で取引された。先のパウエル発言で米金融政策はインフレ抑制とリセッション回避でバランスをとる米経済のソフトランディング体制の構築を模索している。既に住宅ローン金利が頭打ちから下降に転じた。米新規住宅建設に復活の動意が見られると8日付フィナンシァルタイムズ電子版が書いた。10年物米国債利回りが年2.6747% まで下落した。一方、NY原油(WTI)はバレル48.52ドルへ6営業日続伸した。サウジがバレル60ドル割れのブレント・オイルを80ドル台へ戻したい。そのため減産して1月に輸出を日量710万バレルまで落とした。NY金はオンス1,289.90ドルへ戻した。中国が金備蓄を増やしたと伝えられ小幅に上げたと8日付ブルームバーグ電子版が伝えた。

8日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」「キャッチ!世界のトップニュース」で韓国KBSは「キム北朝鮮委員長を乗せたと見られる列車が厳重な警戒下、遼寧省丹東駅を通過して北京に向かったと見られる。中朝国交開始70周年を迎えて習席の北朝鮮訪問を控えている。トランプ米大統領も年初にキム委員長との会談を予定している。」と伝えた。NHKの当番組キャスターは「キム委員長は昨年3,5,6月相次いで習主席と会談した。3,5月は会談後発表した。6月はトランプ大統領との会談を控え、事前にかつ大々的に発表した。後ろ盾に中国がいることをアメリカ側に示す狙いがあったと見られる。」と解説した。香港TVBは「米中事務方協議が北京で始まった。北京は成果を期待している。」と伝えた。(了)

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