(学校で教えてくれない経済学)
6月の米雇用者数(非農業部門)が5月と比べ85万人増加と2日、米労働省が発表した。中身を見れば黒人、ヒスパニック、女性の労働参加率は前月比ほぼ横ばいとまだら模様だった。そのため多くの投資家が警戒していた米FRBの早期利上げ観測が後退した。2日のNY市場はダウ、34,786ドル、152ドル、0.44%高、S&P500,4,352, 0.75%高、ナスダック、14,639、0.81%高と3指標揃って値上がりした。恐怖指数VIXは15.03と2.91%減少、米10年債利回りは1.431%へ3.34%低下した。NY外為市場では利回り低下でドルが売られた。1ドル=111.02円、0.44%安、1ユーロ=131,73円、0.3%安、1英ポンド=153.61円、0.07%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル75.14ドル、0.13%安、北海ブレント、同76.10ドル、0.34%高。NY金はオンス1,788.80ドル,0.68%高、一方、ビットコインは3万3,199ドルへ1.07%値下がりした。
2日のロイター電子版によると「6月の米雇用データの中身を見るとアフリカ系アメリカ人(黒人)の労働参加率は5月の60.9%並みの61.6%、全体の失業率は5.9%(5月5.8%)に対して黒人の失業率は9.2%(5月9.1%)だった。ヒスパニックの失業率はパンデミック前の水準より3%ポイント高いままだ。働く女性の数は7,140万人で5月から13万減った。成人女性の労働参加率は56.2%、5月の横ばい、パンデミック前の57.8%に回復していない。全人口に占める雇用者数は58%と5月と並びでパンデミック前と比べ3%ポイント少ない。全労働人口は15万1,000人増えたがコロナ前と比べると300万人少ない。より多くの労働者が参加するようになると失業率の低下は緩慢となる。雇用増加は外食、飲食産業が大部分で製造業は増えていない。人々は労働市場に戻りつつあるのは事実であるが賃金上昇の高止まりは見られない。」とHoward Schineider記者は書いた。
3日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「英国全体で1日当たり新規コロナ感染者数が2万7,127人を超えた。うち陽性者数はイングランドで人口10万に対して260人だった。ワクチン接種が進み死者数は少ない。1回目の接種を終えた人は4,500万人、85.5%、二回目を終えた人は3,300万人で人口全体の63.1%を占める。」と伝えた。ロシアテレビは「2日、ロシア全体でコロナ感染者数は2万3,000人を超えた。内モスクワ市内は7,000人。全体で679人が死亡した。ワクチン接種会場を広げ対応している。」と伝えた。
ドイツARDは「ロシアで変異ウイルス感染拡大で死者数が679人と発表。20歳台の若者のが多い。ロシアではワクチン接種を済ませた人数は人口の16%に過ぎない」と伝えた。
英BBCは「メルケル独首相はジョンソン英首相と2日会談した。メルケル首相の現役最後の会談となる。英国はEU離脱後北アイルランドとの問題は未解決のままだ。メルケル首相との会談は和やかな雰囲気だったが彼女はEUの立場を譲らなかった。ジョンソン首相との会談の後メルケル首相はエリザべス女王と会談した。24回目で最後となった」と伝えた。五輪開催まで3週間を切った。続々と外国選手団が到着。無事を祈るのみである。(了)
6月の米雇用者数(非農業部門)が5月と比べ85万人増加と2日、米労働省が発表した。中身を見れば黒人、ヒスパニック、女性の労働参加率は前月比ほぼ横ばいとまだら模様だった。そのため多くの投資家が警戒していた米FRBの早期利上げ観測が後退した。2日のNY市場はダウ、34,786ドル、152ドル、0.44%高、S&P500,4,352, 0.75%高、ナスダック、14,639、0.81%高と3指標揃って値上がりした。恐怖指数VIXは15.03と2.91%減少、米10年債利回りは1.431%へ3.34%低下した。NY外為市場では利回り低下でドルが売られた。1ドル=111.02円、0.44%安、1ユーロ=131,73円、0.3%安、1英ポンド=153.61円、0.07%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル75.14ドル、0.13%安、北海ブレント、同76.10ドル、0.34%高。NY金はオンス1,788.80ドル,0.68%高、一方、ビットコインは3万3,199ドルへ1.07%値下がりした。
2日のロイター電子版によると「6月の米雇用データの中身を見るとアフリカ系アメリカ人(黒人)の労働参加率は5月の60.9%並みの61.6%、全体の失業率は5.9%(5月5.8%)に対して黒人の失業率は9.2%(5月9.1%)だった。ヒスパニックの失業率はパンデミック前の水準より3%ポイント高いままだ。働く女性の数は7,140万人で5月から13万減った。成人女性の労働参加率は56.2%、5月の横ばい、パンデミック前の57.8%に回復していない。全人口に占める雇用者数は58%と5月と並びでパンデミック前と比べ3%ポイント少ない。全労働人口は15万1,000人増えたがコロナ前と比べると300万人少ない。より多くの労働者が参加するようになると失業率の低下は緩慢となる。雇用増加は外食、飲食産業が大部分で製造業は増えていない。人々は労働市場に戻りつつあるのは事実であるが賃金上昇の高止まりは見られない。」とHoward Schineider記者は書いた。
3日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「英国全体で1日当たり新規コロナ感染者数が2万7,127人を超えた。うち陽性者数はイングランドで人口10万に対して260人だった。ワクチン接種が進み死者数は少ない。1回目の接種を終えた人は4,500万人、85.5%、二回目を終えた人は3,300万人で人口全体の63.1%を占める。」と伝えた。ロシアテレビは「2日、ロシア全体でコロナ感染者数は2万3,000人を超えた。内モスクワ市内は7,000人。全体で679人が死亡した。ワクチン接種会場を広げ対応している。」と伝えた。
ドイツARDは「ロシアで変異ウイルス感染拡大で死者数が679人と発表。20歳台の若者のが多い。ロシアではワクチン接種を済ませた人数は人口の16%に過ぎない」と伝えた。
英BBCは「メルケル独首相はジョンソン英首相と2日会談した。メルケル首相の現役最後の会談となる。英国はEU離脱後北アイルランドとの問題は未解決のままだ。メルケル首相との会談は和やかな雰囲気だったが彼女はEUの立場を譲らなかった。ジョンソン首相との会談の後メルケル首相はエリザべス女王と会談した。24回目で最後となった」と伝えた。五輪開催まで3週間を切った。続々と外国選手団が到着。無事を祈るのみである。(了)