ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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[火傷しそうな米雇用数の増加だ」とブルームバーグ電子版、NY株は利上げ警戒感と景気後退懸念緩和との「綱引き」。10日発表の米CPIに注目、ペロシ台湾訪問後、米中関係悪化と各国メディア一斉に報道

2022-08-06 08:07:28 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


米労働省は5日、7月の雇用統計を発表した。非農業部門の雇用者数は前月比52.5万人増加(予想:25.0万増)、失業率は3.5%と前月の3.6%から低下、ここ50年で最低の記録となった。平均時給は前年比5.2%増(予想:4.9%増)といずれも予想外の結果の発表となり、米労働市場堅調が確認された。米FRB利上げ継続が強く意識され米10年物債券利回りが労働省発表の後2.67%から2.8%台へ急上昇した。5日、NYダウは小反発、ナスダックは反落した。5日、WSJ紙電子版は「米雇用数増加が加速、パンデミック前の水準に戻った」と伝えた。5日、ブルームバーグ電子版は「火傷しそうな7月の米雇用数増加だ。9月のFOMCで0.75%利上げに追い風だ。」と伝えた。市場は10日のCPI統計を注目している。

5日、NY市場でダウは32,803ドル、76ドル、0.23%高、S&P500は4,145と6ポイント、0.16%安、ナスダックは12,657と63ポイント、0.50%安で取引を終えた。景気後退懸念が和らいだ。一方、9月の利上げ懸念が高まった。恐怖指数VIXは21.15と1.35%低下した。米10年物債券利回りは前日の2.67%台から一気に2.827%へ5.64%上昇した。NY外為市場では1ドル=134.99円、1ユーロ=137.42円、1英ポンド =163.00円で取引された。ドル円相場は前日の1ドル=132.52円から一時、1ドル=135.50円まで急上昇した。NY原油(WTI)はバレル88.48ドル、安値圏で前日比ほぼ横ばい、北海ブレントは同94.42ドルで取引された。NY金はオンス1,791.60ドルと小幅安、ビットコインは2万2,981ドルと小幅高で取引された。

6日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①英国民医療制度(NHS)で看護師の労働不足が顕著になっている。その為外国人看護師増加を図っているが思うように進んでいない。長期的に見て看護師の外国人依存を高めることは必ずしも歓迎されないからである。②ぺロス米下院議長の台湾訪問で米中関係がさらに悪化している。中国は気候変動、麻薬輸入などでの政府レベルの会合停止、ぺロス氏個人並びに家族への制裁を発表した。カンボジアで開かれているアセアン外相会合でブリンケン米国務長官は中国の対応を批判した。G7が中国の軍事演習を念頭に共同声明を出し中国に冷静な対応を求めた。これに対し王毅外相は「G7の声明は国際社会に誤ったメッセージを送った。台湾は中国の領土である。内政干渉は断固容認できない。」と発言した。米中関係の悪化がエスカレーとすれば世界の半導体生産の重要拠点で品不足が起こり、世界的に打撃となると見られる。」と伝えた。ドイツZDFは「中国は気候変動、パンデミック、麻薬取締りの米中協議停止とペロシ氏制裁を発表した。習主席は秋に3期目を目指す重要な共産党大会を控え、中国国民に強い中国を目せることが求められている。今後中国がどのような出方をするか予断許せない」と伝えた。フランスF2は、台湾関係のニュースはなし。「フランス全土が干ばつに見舞われている。このまま日照りが収まらず干ばつが拡大すれば農作物に大きな被害が出てくる」と伝えた。シンガポールCNA,香港TVBは共に中国と米国との協議停止を懸念すると伝えた。韓国KBSは「ユン韓国大統領支持率が就任当初の47%から26%へ急落した」と伝えた。(了)

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