(学校で教えてくれない経済学)
「16日、NY市場は、安く寄り付いたが、ウオルマート、ホームデポ小売り大手2企業の決算見通しを材料にした株高が市場をリード、ダウは続伸した。」と16日、WSJ紙電子版が伝えた。16日、ブルームバーグ電子版は「①ウオルマートが5~7月決算を発表、好調な新学期商戦、燃料価格の低下、プライベートブランドの売り上げ寄与を挙げ、年末商戦に向けて好位置をキープできるとウオルマート,ダグ・マクミロンCEOが語った。株価は7.7%上昇した。②NY原油(WTI)が3営業日続落した。③サウジアラビアは棚ぼた原油上昇で得た資金をアマゾン、マイクロソフト株へ投資した、④米南西部、特にテキサス州での干ばつ綿花畑が被害を受けた。綿花相場が上昇した。⑤バイデン米大統領は16日、4,300億ドル(57兆億円)規模の「インフレ抑制法案」に署名した」と伝えた。
16日、NY市場でダウは34,152ドル、239ドル、0.71%高、S&P500は4,305と8ポイント、0.19%高、ナスダックは13,102と25ポイント、0.19%安で取引を終えた。ウオルマート株、139.37ドル、5.7%高、ダウを44ポイント押し上げ、ホームデポ株、329.38ドル、4.06%高、ダウを84ポイント押し上げた。恐怖指数VIXは19.69と1.30%低下、米10年債利回りは2.808と0.60%上昇した。NY外為市場で1ドル=134.22円、1ユーロ=136.49円、1英ポンド=162.28円で取引された。NY原油(WTI)はバレル87.13ドル、2.55%安、北海ブレント、同92.65ドル、0.04%安で取引された。WTIはバレル85.75ドル迄値下がり、ロシアのウクライナ侵攻前の水準まで戻った。NY金はオンス1,790.40ドル、0.43%安、ビットコインは2万3,900ドルと0.86%下げた。
NY原油相場反落は消費者にとって朗報である。米ガソリン・スタンド相場は一時ガロン5ドルを超えていた。それが4ドルを割った。特にアメリカではガソリン代の上げ下げが買い物に直接響く。NY原油相場が3週間前から下落に転じた。1か月前に弱気決算発表のあとウオルマート株は急落した。同社株は3週間前から反発に転じた。米国での自らの経験で言えば、スーパーで買い物していて、ガソリン代が下がると懐具合が急によくなった気分になる。5リッター缶入りジュースをつい1缶余分に買ってしまう。ガソリン相場急騰で輸送費、燃料費もつれ高した。下がれば航空会社もジエットエンジンのコスト負担が減る。原油相場反落の持続性については現時点では楽観できないが米国経済のリセッション入り警戒感が後退したと伝えられる裏に原油相場反落が影響していることは確かかもしれない。
17日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「インフレ抑制法案に16日、バイデン米大統領が署名した。当初の2兆ドル規模から4,300億ドルへ大幅後退したが、猛反発していたマンチン上院議員も同席した。再生可能エネルギー、薬価引き下げ、財政赤字削減、1,300万人への補助金、巨大企業への最低税率導入などを盛り込んだ。2023年に実施される。中間選挙まで84日を残すのみとなった。民主党劣勢は動かないと見られているが、バイデン大統領にとっては大きな懸案事項の一つが減った。」と伝えた。(了)
「16日、NY市場は、安く寄り付いたが、ウオルマート、ホームデポ小売り大手2企業の決算見通しを材料にした株高が市場をリード、ダウは続伸した。」と16日、WSJ紙電子版が伝えた。16日、ブルームバーグ電子版は「①ウオルマートが5~7月決算を発表、好調な新学期商戦、燃料価格の低下、プライベートブランドの売り上げ寄与を挙げ、年末商戦に向けて好位置をキープできるとウオルマート,ダグ・マクミロンCEOが語った。株価は7.7%上昇した。②NY原油(WTI)が3営業日続落した。③サウジアラビアは棚ぼた原油上昇で得た資金をアマゾン、マイクロソフト株へ投資した、④米南西部、特にテキサス州での干ばつ綿花畑が被害を受けた。綿花相場が上昇した。⑤バイデン米大統領は16日、4,300億ドル(57兆億円)規模の「インフレ抑制法案」に署名した」と伝えた。
16日、NY市場でダウは34,152ドル、239ドル、0.71%高、S&P500は4,305と8ポイント、0.19%高、ナスダックは13,102と25ポイント、0.19%安で取引を終えた。ウオルマート株、139.37ドル、5.7%高、ダウを44ポイント押し上げ、ホームデポ株、329.38ドル、4.06%高、ダウを84ポイント押し上げた。恐怖指数VIXは19.69と1.30%低下、米10年債利回りは2.808と0.60%上昇した。NY外為市場で1ドル=134.22円、1ユーロ=136.49円、1英ポンド=162.28円で取引された。NY原油(WTI)はバレル87.13ドル、2.55%安、北海ブレント、同92.65ドル、0.04%安で取引された。WTIはバレル85.75ドル迄値下がり、ロシアのウクライナ侵攻前の水準まで戻った。NY金はオンス1,790.40ドル、0.43%安、ビットコインは2万3,900ドルと0.86%下げた。
NY原油相場反落は消費者にとって朗報である。米ガソリン・スタンド相場は一時ガロン5ドルを超えていた。それが4ドルを割った。特にアメリカではガソリン代の上げ下げが買い物に直接響く。NY原油相場が3週間前から下落に転じた。1か月前に弱気決算発表のあとウオルマート株は急落した。同社株は3週間前から反発に転じた。米国での自らの経験で言えば、スーパーで買い物していて、ガソリン代が下がると懐具合が急によくなった気分になる。5リッター缶入りジュースをつい1缶余分に買ってしまう。ガソリン相場急騰で輸送費、燃料費もつれ高した。下がれば航空会社もジエットエンジンのコスト負担が減る。原油相場反落の持続性については現時点では楽観できないが米国経済のリセッション入り警戒感が後退したと伝えられる裏に原油相場反落が影響していることは確かかもしれない。
17日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「インフレ抑制法案に16日、バイデン米大統領が署名した。当初の2兆ドル規模から4,300億ドルへ大幅後退したが、猛反発していたマンチン上院議員も同席した。再生可能エネルギー、薬価引き下げ、財政赤字削減、1,300万人への補助金、巨大企業への最低税率導入などを盛り込んだ。2023年に実施される。中間選挙まで84日を残すのみとなった。民主党劣勢は動かないと見られているが、バイデン大統領にとっては大きな懸案事項の一つが減った。」と伝えた。(了)