緑の丸で囲んだ部分
爪の根元の白い部分は「爪の三日月」と呼ばれています。
この部分は爪の成長に関与している爪母の一部で、爪が生えてくる基部にあたります。
健康な爪には通常、爪の三日月が見えることが多いですが、見え方は個人差があります。
爪の三日月と消化器の健康には関連があります。
健康な爪には通常、しっかりとした三日月が見られますが、栄養状態や健康状態が影響することがあります。
無茶なダイエットで爪の三日月がガタガタになっている人を診たことがあります。
消化器系の問題や栄養不足(特にビタミンやミネラルの欠乏)は、爪の成長や質に悪影響を及ぼすことがあります。
たとえば、鉄分不足やビタミンB群の欠乏があると、爪の三日月が目立たなくなるようです。
また、消化器の健康が悪化すると、体全体の栄養吸収に影響を及ぼし、それが爪の健康にも反映されることがあると言われます。
ですから、爪の三日月が見えにくい場合は、健康状態を見直す良い指標と言えます。
胃がんで胃を摘出した方の三日月がない事に気付きましたが、それも栄養との関係があるはずです。
胃がんで胃を摘出した方の三日月が見えないのは、栄養との関係が良くないわけです。
胃の摘出手術によって、消化や栄養の吸収に影響が出てきたんですねー。
特に以下の点が関連しています。
- 栄養吸収の障害:胃が機能しなくなることで、食事からの栄養素の吸収が不十分になる場合があります。特にビタミンB12や鉄分の不足が生じやすく、これが爪の健康に影響を与えることがあります。
- 消化の変化:食事の内容や量が変わるため、栄養バランスが崩れることがあります。
- 全体的な健康状態:手術後は体力や免疫力が低下することもあり、それが爪の成長や質に影響を及ぼすことがあります。
爪の三日月が見えにくいことは、栄養不足や健康状態の指標となることがあるため、医師に相談することが重要です。栄養補助や食事指導が有効な場合もあります。
「それがどうした」と言われそうですが、実は胞中鍼(七星特殊鍼法)をしているおきに、消化器の良くない方には、胞中鍼がよく効いたのです。
しかし、コスパが悪いのでだんだん胞中鍼を使わなくなってしまいました。(^o^)
でも、「必要」と思われる方にはやっていますよ。
きょうは、消化器に問題のある方が遠方から来られるので、調べものをしていたのです。
すると、爪の三日月のことが出てきたので、「あ、これは治療師でなくてもわかる診断だ」と思ったので書き添えました。
その方の爪がどのようになっているか観察してみます。
そして、ご本人から許可がもらえたら、このブログに書いておきます。