点滴投薬ペース速すぎた?70代患者死亡…大分大病院(読売新聞) - goo ニュース
2007年3月3日(土)22:57
大分大医学部付属病院(大分県由布市)は3日、循環器内科に心臓病で入院していた70歳代の男性患者を点滴ミスにより死亡させた可能性が高いと発表した。同病院は県警に届け出た。
同病院は、今月1日から、男性に血圧を上げる薬を点滴で投与していた。2日午後8時45分ごろ、異常を知らせるアラームが鳴って男性は心肺停止状態となり、午後9時半に死亡が確認された。
看護師が駆け付けた時、予定ではまだ残っているはずの200cc入りの点滴の袋は空になっていた。アラームがなるまでに、複数の看護師が、主治医の指示に従って速度を調整した。
このため、病院は、点滴を調整する際、誤って必要以上に速いペースで投薬し、男性の血圧が急激に上がった可能性があるとしている。
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連日医療ミスのニュースが流れると、入院している人や家族は気が気でない。
医師も看護師も人間だから、間違いはあるかもしれないが、その被害者にはなりたくない。
鉄道マンは、「指差点呼」をやっていますが、医療の世界で指差点呼を聞いたことがないし、実際の現場では、そんな手間なことをやっている暇がない、というのが現状かも知れない。
何処に問題があるかと考えると、多分「人件費」の問題にぶつかるだろう。
「医師が足りない」「看護師が少ない」というのはよく聞く話で、 こちら のサイトを見ると、その現状がわかる。
何故だろう?
そこには、社会の風潮で「高収入でも責任は取りたくない」という教育(狂育)がまかり通っているからではなかろうか。
対価と報酬のバランスを見直す教育をしなければ、この問題も「外国人」に頼る結果につながりそうな気がする。
それは、東洋医学の関係でも同じだ。
直接耳にすることは少ないと思うが、「治す」というのを目指すのではなく、如何に収入を増やすかを目指せ、と教育しているのが「実態」のように思われる。
何故なら、鍼灸学校で教えている先生の多くは、臨床のできない先生だからで、「刺さない鍼」(接触鍼)という鍼術も出てきたのですから苦笑してしまう。
「鍼を刺さない鍼灸院」を目指す学生は卒業してから苦労する破目になる。
鍼は刺さなくても治療は出来るのですが、治療効果は普通の鍼灸の何分の一しかないので、患者さんは、「治る鍼灸院」を求めて、指圧、マッサージ、電気治療、整体等々と放浪するからだ。
もう一つの問題としては、鍼灸の国家試験に合格したら、すぐにも開業する人もいるのですが、その裏には「インターン制がない」ことが挙げられる。
鍼灸学校も乱立してきた今日、いろんな鍼灸師が生まれてくることになるので、何らかの形でインターン制を導入しなければならないかもしれない。
2007年3月3日(土)22:57
大分大医学部付属病院(大分県由布市)は3日、循環器内科に心臓病で入院していた70歳代の男性患者を点滴ミスにより死亡させた可能性が高いと発表した。同病院は県警に届け出た。
同病院は、今月1日から、男性に血圧を上げる薬を点滴で投与していた。2日午後8時45分ごろ、異常を知らせるアラームが鳴って男性は心肺停止状態となり、午後9時半に死亡が確認された。
看護師が駆け付けた時、予定ではまだ残っているはずの200cc入りの点滴の袋は空になっていた。アラームがなるまでに、複数の看護師が、主治医の指示に従って速度を調整した。
このため、病院は、点滴を調整する際、誤って必要以上に速いペースで投薬し、男性の血圧が急激に上がった可能性があるとしている。
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連日医療ミスのニュースが流れると、入院している人や家族は気が気でない。
医師も看護師も人間だから、間違いはあるかもしれないが、その被害者にはなりたくない。
鉄道マンは、「指差点呼」をやっていますが、医療の世界で指差点呼を聞いたことがないし、実際の現場では、そんな手間なことをやっている暇がない、というのが現状かも知れない。
何処に問題があるかと考えると、多分「人件費」の問題にぶつかるだろう。
「医師が足りない」「看護師が少ない」というのはよく聞く話で、 こちら のサイトを見ると、その現状がわかる。
何故だろう?
そこには、社会の風潮で「高収入でも責任は取りたくない」という教育(狂育)がまかり通っているからではなかろうか。
対価と報酬のバランスを見直す教育をしなければ、この問題も「外国人」に頼る結果につながりそうな気がする。
それは、東洋医学の関係でも同じだ。
直接耳にすることは少ないと思うが、「治す」というのを目指すのではなく、如何に収入を増やすかを目指せ、と教育しているのが「実態」のように思われる。
何故なら、鍼灸学校で教えている先生の多くは、臨床のできない先生だからで、「刺さない鍼」(接触鍼)という鍼術も出てきたのですから苦笑してしまう。
「鍼を刺さない鍼灸院」を目指す学生は卒業してから苦労する破目になる。
鍼は刺さなくても治療は出来るのですが、治療効果は普通の鍼灸の何分の一しかないので、患者さんは、「治る鍼灸院」を求めて、指圧、マッサージ、電気治療、整体等々と放浪するからだ。
もう一つの問題としては、鍼灸の国家試験に合格したら、すぐにも開業する人もいるのですが、その裏には「インターン制がない」ことが挙げられる。
鍼灸学校も乱立してきた今日、いろんな鍼灸師が生まれてくることになるので、何らかの形でインターン制を導入しなければならないかもしれない。