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三田市吹奏楽団定期演奏会(スケッチ&コメント)

2011-06-06 08:58:59 | スケッチ


三田市吹奏楽団定期演奏会

江嵜企画代表・Ken



高校同窓のM氏が所属する三田市吹奏楽団の定期演奏会が開かれる。時間が
あれば見に来てほしいと招待され楽しみにして三田を訪れた。東京には三田
と書いてミタと読むところがある。ここは三田と書いてサンダと読む。

午前11時半に三田駅に着いた。同窓のA氏のマイカーで、昼食前に旧九鬼
家、藤原鎌足ゆかりの金心寺を尋ねた。おいしいソバを食べたあと三田屋本
店に隣接する展示室で青磁や能面などを鑑賞、豪華なサロンで歓談出来たの
は幸いだった。ただ、日曜にも関わらず誰ひとり尋ねる人もなくいかにもも
ったいない。

三田の地名のいわれがふるっている。金心寺の本尊弥勒菩薩像の胎内に「当
地は松山の庄というが、これを金心寺三福田により三田と改む」と言う文言
が出て来た。「三福田」とは、敬田=人を敬う心の田、恩田=恩を忘れない
心の田、悲田=困っている人を助ける心の田のことで、「三田」の地名が起
こったと寺の立札に書いてあった。

演奏会は午後3時にはじまった。いつものようにあわただしくスケッチし
た。演奏者は圧倒的に女性が多い。舞台右寄り奥に年齢相応に鬢が白いバス
・トロンボーンを吹く同窓のM氏の姿がすぐにわかった。お互いいつのまに
か73歳になった。現役で活躍する彼の姿を見るといつも元気をもらえる。

今回の演奏会は、東日本大震災の被災者を激励、援助する目的も兼ねて開か
れた。第一部は、フィリップ・スパーク(PhilipSparke)作曲「The Sun Will
Rise Again~陽はまた昇る~」ではじまった。義捐金は当楽団と交流のある
今回の震災に見舞われ名取交響吹奏楽団の活動再開の一助として使われると
司会の挨拶にあった。

演奏会ニ部では、三田市出身の音楽家、ピアニスト中野慶理氏による「ワル
ソー・コンチエルト」(R.アディンセン)ピアノ演奏が交響楽団の演奏に
花を添えた。この曲は、イギリス映画「危険な月光 」(日本では未公開)
のテーマ曲である。フィギュャースケートで使用されることも多い。最近で
は織田信成氏もこの曲で熱演したと配布されたパンフレットにあった。

第三部で演奏された作曲家、J.バーンズの 「交響曲第二番」は、これぞ
交響楽団、ブラスバンドここにありといわんばかり、フルート、トランペッ
ト、クラリネット、トロンボーン、コントラバスなど総動員で迫力があった。

同窓のA氏は所用があり会場に来れなかったが、同窓二人は夫妻同伴、あと
筆者を入れて他に同窓3名計7名が演奏会を並んで鑑賞、さながらミニ・同
窓会で、はからずも旧交を温めるいい機会を作ってくれたM氏に感謝する次
第である。

往路はJRで神戸から三田まで来た。帰路は、JR西宮駅まで同窓のT氏の
マイカーで運んで もらった。約1時間ほどだったが、車窓から青葉若葉の
田園風景を楽しむことが出来た。これまた感謝である。

今回は東日本震災の激励と援助のための演奏会だった。一刻の猶予も許され
ない原発対策、いまだ避難所に放置される多くの被災者の存在を忘れること
は出来ない。その一方で、日本の将来に眼もくれず、日々、己の党利党略に
明け暮れる政治家の姿がある。子供たちを含め特に若者の心に害悪をもた
らしているかについて、いささかでもいいから思いを致して欲しいと祈る
ばかりである。(了)


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