（学校で教えてうれない経済学）
NY連銀発表の5月の製造業景況感指数がマイナス31.8（4月:プラス10.8）（5月予
想：プラス3.9）へ低下した。米債務上限問題の先行き不透明でNY株価は乱高下した。②トルコ大統領選でエルドアン候補が健闘、決選投票へ進む可能性が出て来た。トルコ資産、株、通貨リラが売られた。③ECB(欧州中央銀行）が初回利下げの可能性はインフレ高止まり継続見込みで2024年4~6月との見方が出て来た。)と15日、FT(フィナンシアルタイムズ）電子版が伝えた。15日、ブルームバーグ電子版は「①イエレン米財務長官は6月1日までに米財政予算はゼロに近づくと警告を繰り返した。②マッカーシー米下院議長は「合意にほど遠い」と発言した。アトランタ連銀総裁は「利上げは慎重に」と発言した。米FRBは過去1年で500べーシスポイント（5.0%）利上げした。影響がこれから出てくる。現在米国では5月15日段階で1日平均7件の破産法申請が連邦破産局へ出されている。」と伝えた。
15日、NY市場でダウは33,348ドル、47ドル、0.14%高、S&P500は4,136と12ポイント、0.30%高、ナスダックは12,365と80ポイント、0.66%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは17.12と0.53%上昇。米10年債利回りは3.507と0.01%低下した。NY外為市場では1ドル＝136.02円、0.22%高、1ユーロ=147.94円、0.47%高、1英ポンド=170.42円、0.87%高で取引された。NY原油（WTI）はバレル71.42ドル、0.15%高、北海ブレント、同75.54ドル、1.85%高で取引された。NY金はオンス2，020.90ドル、0.02%安、ビットコインは2万7,349ドル、1,60%高で取引された。
16日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①ゼレンスキー、ウクライナ大統領はスナク英首相と15日、会談した。英国は250キロ巡航ミサイルのウクライナ供与を確認した。②英国への移民が急増している。英議会では現政権の移民政策を批判。活発な議論が展開された。」と伝えた。フランスＦ2は「①ゼレンスキー大統領はマクロン大統領と会談、新型武器と航空機供与を要請した。マクロン大統領は航空機供与は断った。②急激な物価情勢で中産階級の税制見直しが議会で始まった。」と伝えた。カタール、アルジャジーラは「スーダンの旧軍と現政権の指導権争いが2月目に入った。一時停戦が2度おこなわれた。解決の見通しは全くついていない。」と伝えた。珍しく日本関連のニュースとして、15日、ブルームバーグ電子版は「熱海「つるや旅館」跡地に香港拠点の中国系資本が250億円で2017年買収、昨年9月に再開した。日本全体で温泉旅館の外国人買収は40%増加した。特に香港拠点の割合が急増している。中国共産党が学習塾の非営業化を進めた。教育への介入をはじめたことで富裕層が投資だけでなく移住を視野に入れ始めた。中国富裕層も大規模修繕で老齢旅館の付加価値を高め、日本人を雇用して短期で転売するイメージを消した。設備投資を惜しまず旅館経営を引き継いでくれる中国資本を選びたいのが旅館側の本音のようだ。」と伝えた。日本政府は今年4月、2030年までに対日直接投資100兆を目指している。」と伝えた。外から日本を眺めてみると日本ほど魅力的な国はない。（了）
