NY株、値ごろ感から買い物がはいり大幅反発、欧米に熱波襲来で山火事止まらず、一方、ペロシ米下院議長台湾訪問に中国報道官猛反発とシンガポールＣNA(学校で教えてくれない経済学）

「投資家が企業業績を見直しして株価反発、②強いドルが商品相場を引き下げ、③インドルピー、1ドル＝80ルピー割れ、安値更新、④イングランドで40.3℃と史上最高気温記録」と19日、WSJ紙電子版が伝えた。19日、ブルームバーグ電子版は「ロシアのノルドストリーム1の修復工事終了後は修繕前の水準の通常の40%レベルまで戻すとの観測を受けて、ドイツ株が2.9%急反発した。利上げ懸念、コロナ再拡大が継続、環境変化に改善はないが、底値に近いとの見方が増え、値ごろ感からＮＹ株が反発した」と伝えた。

19日、NY市場でダウは31,827ドル、754ドル、2.43%高、S&P500は3,936と105ポイント、2.76%高、ナスダックは11,713と353ポイント、3.11%高と揃って大幅反発した。恐怖指数VIXは24.50と3.16%低下、米10年物債利回りは3.030%、2.37%上昇した。ＮY外為市場では1ドル＝138.18円、0.05%高、1ユーロ＝141.31円、0.88%高、1英ポンド＝165.85 円、0.48%高で取引された。NY原油（WTI)はバレル100.41ドル、1.00%高、北海ブレントは同107.16ドル、0.84%高で取引された。NY金はオンス1，709.70ドル、0.03%安で冴えない。ビットコインは2万3,214ドル、3.08%高と反発した。

20日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「山火事がフランス全域に多発している。1週間続いている。フランス西南部のランド県知事は「まとまった雨は7月末まで降らないと気象庁は予報している。今のところ人身事故は出ていないのが救いだが経済への影響が出て来たと話した。」と伝えた。ドイツZDFは「①ドイツ全土を熱波が襲っている。北から東部へ拡大して来た。フランクフルトで38.4℃を記録した。ある商店主は店を開けていても客は来ないので昼で閉めた。道路工事中のある作業員は頭の上から40℃、足元は100℃と話した。年々熱波がやってくる時期が早くなってきている。気候変動によるものだと分かっているが誰も手を打てない。ライン川の水位は下がり続けている、②プーチン大統領はウクライナ侵攻後初めてのロシア圏以外の外国訪問となるイランでトルコのエルドアン大統領と会談した。ロシアが支持するシリアとイラクでの権益確保は譲れない姿勢を示した。③ロシアが天然ガス供給を再開するうわさはあるが定かでない」と伝えた。英BBCは「英国史上初となる40.3℃を記録した、②英党首選の4回目の投票が行われた。スナク前財務相118票、モーダント通商政策相92、トラス外相86とスナク氏がトップを維持している。明日の投票であと一人が落されるが熾烈な争いが伝えられる」と伝えた。

シンガポールCNAは「ぺロシ米下院議長がアジア訪問の過程で台湾に立ち寄ると伝えられ中国報道官は猛反発している。ぺロシ氏は当初４月予定の台湾訪問を自らのコロナ感染で延期していた。」と伝えた。韓国KBSは「船舶労働者が待遇改善のためのストを船の中に立てこもり１週間経過した。行政安全相はスト取り止めるよう説得した」と伝えた。（了）