小豆コンブを炊いているところ
Facebookに「小豆コンブ」の記事を書いたら、喜んでもらったようです。
ですから、ちょっと小豆コンブについて書いてみます。
※7年ほど正食協会で講師をしていたので小豆コンブでの臨床は多いです
小豆にはカリウムが含まれ、カリウムの利尿作用は、腎臓の働きを助けます。
昔、「腎臓病になったらスイカを食べさせる」と言うのがあったらしいのですが、それはスイカに多く含まれるカリウムが塩分を排泄させて腎機能を高くしてくれたからだと思われます。
と言うのは、昔は、調理に「塩」を多く使っていたので、塩と拮抗作用のあるカリウムを入れる事でバランスを調整していたわけです。
そして、ミネラルバランスを「安全に調整」するために、ミネラルバランスの良いコンブを使うわけです。
さらに、腎臓の糸球体は毛細血管の集合体で、ここに古い脂質が蓄積すると腎臓のろ過機能が低下します。
つまり、これが血圧とも関係してくる。
そして、小豆のサポニンは「脂質を溶かす」と言われ、腎機能を活性化させるのに役立つようです。
ここまで読むと、小豆が肥満予防になると言うのも納得できるのではないでしょうか。
あ、でも、小豆を炊いてお砂糖を入れると「ぜんざい」になるので、
「お砂糖はどれぐらい入れたらいいですか?」と聞いてくる人がいます。
もちろんダメです。
小豆コンブは「塩味」で食べてください。
砂糖を入れると、砂糖の害に負けてしまいす。
そして注意して欲しいのは、カリウム値の高い人です。
つまり、甲状腺機能に異常がある人です。
アズキのカリウムや、コンブのヨウ素が、これらに悪影響を与える可能性があるので、そのような方は食べないでください。
こちらは、今度の日曜日に開催する「臨床実践塾」のご案内です。