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NY株、米積極的追加利上げ再確認で続落、一方、日本政府、円安介入、米、ECB共に介入に不参加、「金融緩和継続。当面利上げなし」と黒田日銀総裁発言、「(介入の)効果は一時的」とブルームバーグ電子版

2022-09-23 11:22:57 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「米債券利回り急上昇で22日、NY株は続落した。前日21日、米FOMCで0.75%利上げと年内追加1.25%利上げを示唆した。米金融当局は「経済成長を犠牲にしてもインフレ抑制を優先する」ことを改めて明らかにした。②日本財務省はドル売り・円買い介入を行ったがインパクトは短命に終わる見通しである。米財務省、ECB(欧州中央銀行)は日本の円買い介入に参加しなかったと発表した。22日、日銀の黒田総裁は「金融緩和政策を継続する。当面利上げは考えていない。」と述べた。」と21日、ブルームバーグ電子版が伝えた。21日、ブルームバーグ電子版は「①パンデミック(世界的大流行)は沈静化したとして、日本政府は10月11日からビザなし入国規制を解禁する。一方、WHO(世界保健機関)は「パンデミックは終わっていない。」と声明を出した。」と伝えた。

21日、NYタイムズ電子版は「①プーチン露大統領による30万人予備兵動員演説のあとロシアでビザなし渡航可能国への脱失者が急増している。国外脱失者を乗せたバスが列を作った。高騰した航空券を争って手に入れようとしている。②米FRBが21日、3回連続で0.75%利上げ、積極的追加利上げを示唆したあとECBは0.5%利上げを発表した。スイス国立銀行は0.75%利上げ、8年間続けていたマイナス金利から脱却した。市場は2.0%利上げを予想していた。スイスフランが値下がりした。一方、アジアでは、インドネシア中銀が0.5%利上げで4.25%、フィリピンは0.5%利上げで4.25%、ベトナムは1.0%利上げで年5.0%を決めた。いずれも自国通貨安に備えた。」と伝えた。

22日、NY市場でダウは30,076ドル、107ドル、0.35%安、S&P500は3,757と31ポイント、0.84%安、ナスダックは11,066と153ポイント、1.37%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは27.40と2.11%低下した。米10年債利回りは3.704%へ5.46%増加した。NY外為市場では1ドル=142.36円、1ユーロ=140.02円 、1.13%安、1英ポンド=160.24円、1.28%安で取引を終えた。日本政府のドル売り・円買い介入で、一時的に、1ドル=145.900円から1ドル=140.34円までドルは5円以上値下りしたがあと買い戻された。外国為替専門家は「日本政府はブレーキを踏んだ。1ドル=150円突破は防いだ。当面、1ドル=145円前後で推移する」と見ている。」と22日、ブルームバーグ電子版は解説した。NY原油(WTI)はバレル83.47ドル、0.64%高、北海ブレント、同90.35ドル、0.58%高で取引された。ビットコインは1万9,299ドルで取引された。

9月23日は秋分の日の休日でNHK/BS「ワールドニュース」の放送はなし。余裕時間が多少出来たので脱線する。21日のFT(フィナンシアルタイムズ)電子版に、プーチン露大統領が30万予備兵招集の関連の記事で「Putin is desperate.」の1行が特に印象に残った。インターネットにあるWeblio英和辞典でdesperateの日本語訳を確認した。「自暴自棄、捨てばち、無鉄砲な、死に物狂いの、窮余の、「。。。が欲しくてたまらない」、良くなる見込みがない、絶望的な」と出ていた。プーチン氏が今置かれている立場を一言で表現している。(了)

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