ポインセチア
江嵜企画代表・Ken
年賀はがきの売り出しがはじまると今年も年の暮れが近いことを教えて
くれる。花屋さんの店頭に、季節を代表する花の一つ、ポインセチアが
並んでいる。例の神戸三宮にあるフラワーショップ「潤」に出かけて、
ひと鉢買って持ち帰りスケッチした。
ヤフーでポインセチアを検索した。マダカスカルの国花で原産地はメキ
シコ、高さ5メートルにもなる。花びらに見えるのは、花苞(かほう)
という蕚の一種で、色を付けて虫や昆虫を引き寄せる役目を持っている
と考えられている。花は、中心に粒のように見える部分と出ていた。
日本名は「猩々木(しょうじょうぼく)。中国の伝説の動物「猩々
(顔が赤くて酒を飲む、サルに似た動物)」に見立ててつけられた。
花言葉は「祝福する」「私の心は燃えている」「聖なる願い」「清純」
と出ていた。燃えるような赤い色は、文字通り燃えているという実感
そのものである。
今年は、3:11の東北地震・津波・原発ではじまり、ギリシャ危機
を契機に世界の金融世界が揺さぶられ、景気回復にブレーキをかけた。
チュニジアにはじまりエジプト、リビアで独裁政権が崩壊した、歴史
に残る大変な年となった。
その一方で、なでしこジャパンの女子ワールドカップ優勝で日本人に
勇気と希望を与えてくれるという嬉しい二ユースもあった。
絵筆を動かしながらポインセチアから大いなる元気をもらい、
感謝、感謝である。(了)