白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

白老でエゾシカは何を食べているか?(2) フッキソウ

2012-04-02 22:10:53 | エゾシカの観察

昨年の4月3日 萩の里自然公園

 

近付いてみると、フッキソウのようである。

2012/03/02 エゾシカが掘った雪穴 フッキソウの葉が千切れていた。

 

翻弄されるエゾシカ ~奥尻島・洞爺湖のシカ には

フッキソウは,冬でも緑の葉を保ち,また,寒さにも強いので,この姿のまま雪の中で越冬します。

また,フッキソウは苦みがあり,エゾシカは余り食べないため,エゾシカの多い地域では,

フッキソウの植生が多くなっています。

 近年では根の部分は苦みが少ないことをエゾシカが学習し,

洞爺湖中島などではフッキソウを根こそぎ引っ張り,根の部分を食べるエゾシカが見られるそうです。

とかかれていますが、萩の里自然公園ではフッキソウの葉も食べているのではないだろうか?

 追記

2012/04/06 あちこちで地面を引掻き始めました。

周囲に、食い散らかしたフッキソウがありました。主に茎の部分を食べているようだが、

熱心に食べているようではないようです。目的は他にあるのかもしれない。

 

 

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白老でエゾシカは何を食べているか?(1) イネ科植物

2012-04-02 21:26:40 | エゾシカの観察

 北海道庁のHPによると

エゾシカは多くの植物を採食しむしろ好まないもののほうが少ないが、ハンゴンソウやヒトリシズカ、 

忌避効果のある化学成分を持つフッキソウなどは避ける。(洞爺湖中島ではフッキソウも食べるという) 

木の芽、枝、葉、実、多くの野草が採食対象となるが、冬期にはササの葉や木の枝、冬芽、樹皮など利用できる 

ものが限定される。樹木ではニレ属(ハルニレ・オヒョウ)やイチイを好み、樹皮剥ぎによって被害を受けている。 

下顎の前歯で(上顎には前歯が無い)樹皮を削り取りながら食べており、木面には、幅5 mm 程度の歯痕が 

ついている。ニレなど樹皮が剥げやすい木では、樹皮を口で引剥いで食べるため歯痕がついていないこともある。

と書いてあった。

ほとんどの植物を食べるという事なのだろう。

白老でエゾシカはどうなのだろうか? 2008年頃から、目見ついたものを観察してきたので紹介してみる。

全て証拠があるわけではありません。間違いがあるかもしれません。(濡れ衣であれば“ごめん”エゾシカ君)

 撮影場所:今日の萩の里自然公園

何を食べていたのか、彼らが去った後を見てみたが、若いササか小さなイネ科?カヤツリグサ科?の植物らしい。

ようやく雪が解け、しばらくぶりに味わう食べ物のかもしれない。

 

 

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