冬の森は、アカゲラなどのキツツキが食事をする姿をしばしば見る事ができます。
木々に葉がなく野鳥を観察するには良い季節です。
アカゲラなどキツツキの仲間は「森の番人」と呼ばれ、害虫を食べて木や森を守っています。
また、枯れ木の分解を早め、森の更新を促進する役目を果たしているそうです。
森に棲む野鳥の生態学〈森を守る野鳥たち〉(GLNからこんにちは)
アカゲラの食事
樹皮の下の虫を食べた痕
枯れた樹木にもぐり込んだ虫を食べた痕
掘った木屑
木々が芽吹く前の早春、アカゲラが嘴で木を高速でつつく(たたく?)リズミカルな音が森のあちこちで聞こえる。
ドラミングと言われる行動だ。ドラミングは繁殖期を迎えて縄張りを宣言しているのだと言われる。
又、求愛の意味もあるという。
時には縄張り争い?も見られる。
アカゲラのドラミングと言ってもその音はかなり違う。
下の動画は同じアカゲラを撮った動画をつないだものです。初めはヤマモミジを突いています。
次は数メートル離れた枯れ木です。木によって随分音が違うんですね。
いったい、1秒間に何回つついているのだろう。「脳震とう」を起こさないのだろうか。
一番もっともらしい(失礼)?理由
キツツキは脳震盪を起こさないのか (鳥便り)
たたいた反動は、嘴から、蝶番の骨(と筋肉)、頭蓋、頚椎と伝わって、体へと抜ける。
衝撃を体全体に分散するような頭部の構造になっている。
① 嘴は真っ直ぐで、基部が太い
② 頭骨は厚く、隙間が少ない
③ 骨を支える筋肉が発達