昨夜は遅くからもの凄い音で雨が降り始めた。
夕方に、庭の草木に水をやったのは何だったんだ、と言わんばかりのもの凄さ。
今朝も朝の内は小雨が残っていたが、午後からは持ち直す予報。
雨が降らなくて、花の持ちが良い等と言っていた百日紅も、一夜明けたらご覧のとおり。
雨は上がったが、一応用心のため折りたたみの傘を忍ばせて、午後は8月の句会に参加。
句会の会場は、例によって市民会館。
近くの熊本城のお堀になっている「坪井川」もそれほど増水はしていなかったが、流れは濁っていた。
清正公も、このクソ暑いのに陣羽織などを着せられて、我慢している様子だった。
お城の天守閣の内部公開などに合わせるように、コロナの第5波が当地にも押し寄せている。
オリンピック、コロナ第5波、そして猛暑というわけで、観光客は少ない。
ただ、二の丸広場の駐車場はほぼ満車になっていたから、それなりに訪れる人はいるようだ。
みな何処に潜り込んだのだろう。
涼しいところかも・・・。
会場の市民会館の広場など、もう地面の熱気でムンムン。
ポッカリ浮かぶ白い雲の気分にはなれそうにもない。
会場に到着して、句会参加料の300円を払う段階になって財布を忘れてきていることに気がついた。
300円くらい誰でも立て替えてくれるのだが、問題は地下駐車場にとめた車の駐車場代。
これがないと、車を出せない。
とうとう、吟社の会長から借用するはめになってしまった。
つまり、外からの物理的な熱気と、内側の冷や汗とが一緒になって、まあ~汗が出るわ出るわ。
句会の方はまずまずの出来だった。
「キャンセル」という題で詠んだ「天辺をキャンセル待ちの時鳥」が、人賞にとってもらった。
このご時世だから、旅行やその他の予定がキャンセルになる事も多く、同想句がかなりあったらしい。
実は、今日の句会を忘れていて、慌てて苦し紛れに作ったものだが、変わり種で選者の目にとまったのだろう。
課題「キャンセル」選者が、会長だったのは奇遇だった。
次の編集会議時には、きっと忘れずお金を返せるように手帳にメモをしようとしたら、手帳も忘れてきていた。
間抜けっぷりを、参加者全員に披露するはめになった。
句会が終わり、帰りの車の運転はいつも以上に注意した。
信号停車で、ふっと大きな溜息をつきながら眺めた空には、入道雲の出来損ないのような、中途半端な雲が浮かんでいた。
まるで今日の私のような・・・。
今日の失敗は、相方には黙っていよう。
しつこく反省を迫られることは、目に見えている。
きっと、いきなりの大雨といきなりの猛暑のせいに違いない。
反省に没句をひとつ・・。
「黒塗りの歴史何度も繰り返す」・・・・しろ猫
失敗は繰り返しちゃいけないのだ・・・・。