昨夕はどうやら雨の心配も無く歩きに出た。
長雨で歩けなかった分を多少とも辻褄を合わせようと試みるも、最近は踏ん張りがイマイチ。
少し折り返し点が遠かったので、帰りは月が雲間から顔を出した。
(十三夜)
太陽も久しぶりなら、お月さんも「今晩は」と言うくらい久しぶり。
田んぼ路を「月がとっても青いから・・♪」等と、古い私が古いと思う歌を、知っているところだけ口ずさむ。
「ああ・・・あの頃は、月は青かったのだ」と思った。
手持ちのカメラでは月が良く写らない。
歩きながら雲に隠れたり、また現れたりを繰り返す月に照明係をお願いして帰り着く。
直ぐカメラを引っ張り出して、窓辺へ行くとカメラを構えた。
??ん?・・スイッチが入らない。
電池切れだ。
何と先月、天草に「ハマボウ」を撮りにいって以来充電をしていなかったようだ。
ちょっと慌てて充電開始。
そうこうするうちに、月は厚い雲の中。
おまけに、カメラは初期化しているようで、使用地域から年月日まで設定をやり直し。
こりゃ拙い。
他にも充電すべき器具は多い。
(初期のデジタルビデオカメラの電池と充電器)
慌てて、古いビデオカメラの電池類の充電を始めた。
撮影機が再生機を兼ねているし、この手のビデオテープはもう再生機がない。
ついでに、現在のビデオカメラも充電を開始。
(刈り払い機の電池と充電器)
え~い、何でもやっちゃえと草の刈り払い機の電池も充電。
最後にスマホを充電して一丁上がり。
とスルスル行ったように見えて、実はカメラの充電は時間が掛かって、そのまま朝まで放置した。
こうしてみると、世の中電池で動いているといっていい。
電池交換ならそれもいいが、充電だとそれなりに時間もかかるし、一歩間違えると使用できなくなる。
使用頻度の低いものは、注意しないと使うときに動かない事態が生起する。
小さな電気器具から自動車まで、電池がないと動かない社会になってしまった。
結局あまりパッとしない小さなデジカメで写した「十三夜」は何となくボ~っとなってしまった。
しかし、夜中に電池の充電を思い立たせてくれたわけで、結果的には月に救われた。
「老人にアップデートと無理をいう」・・・・しろ猫