夕暮れ時に歩くと、目に付くのは夕焼けの色や特異な雲の形など。
それに町の灯りを含め色や形の変化が面白い。
(東の空の雲)
同じ夕焼けでも、西の空と反対側の東の空の雲では様相が異なる。
何か面白いものはないかと考えたら、昔の夕焼けの信号機の写真を思い出した。
(青信号)
何年も前の写真で、歩く目的ではなく夕焼けを撮す目的でカメラを構えた際に、信号機が目について望遠で写したもの。
真っ赤な夕焼けに、黒い山と電柱のシルエット、そこに真っ青な信号灯の色が印象に残っている。
何となく消去出来ずに、未だに気になる風景として残している。
で、歩く際に、色の組み合わせを探すのも面白いかなと歩きながら目をキョロキョロ。
取りあえず、信号機と背景に夕焼けを組み合わせる構図を探すことに。
(黄信号)
以前の写真が「青信号」だったので、今回は他の色にしようと思った。
待てど暮らせど、他の色にならないなと思ったら、歩行者用の押しボタン信号で通常は「黄色の点滅」の繰り返し。
黄色っぽい夕焼けに、黄信号でいいかとパチリ。
しばらく歩くと廻りは畑ばかりの交差点の信号機に出会った。
(赤と青の信号)
赤・青・黄色と変化するので、何枚か撮したがほぼ失敗。
夕暮れ時は、性能の悪い古いデジカメではまともに映っていない。
これも失敗作だが、この写真の変わっているところは、青と赤が同時に点灯していること。
赤信号を赤い夕焼けに合わせようとして、赤を撮すつもりのシャッターの途中で青に変わったものらしい。
信号は青から赤に移るには間に黄信号が入るから、青と赤が同時に映るには赤から青しかない。
それにしても、信号は消える前に次の信号が点灯しているとは気づかなかった。
人間の目には、瞬時に切り替わる信号の同時点灯など見分けられない。
交差点から少し歩くと、照明が点灯した施設がある。
グランメッセという産業展示場へ車がどんどん入って行くのが見えた。
こんな遅くから何のイベントなのかと不思議だった。
元々イベントそのものが自粛の状態にあるはずだが・・。
どんどんと入っていく車がある反面、同じくらいの退場して出てく車もある。
ということは、普通の集客してのイベントではない。
新聞を見て始めて、ここが県が設置した県下の広域ワクチン接種会場だと知った。
接種開始が午後6時で夜間の21時あたりまでやっているようだ。
もっぱら若い人で、昼間は休めないような人達が詰めかけている様子。
市町村行政の枠を超えて、しかも若い人達が多いというのはなかなか良いなと思った。
信号機から町の建物の燈まで、燈もいろいろあって意外と面白いものだ。
「人生の旅の途中の道標」・・・・しろ猫
GPSなら更にいいのだが・・。