ここのところ台風の影響もあって雨模様の天気が続いていた。
歩きもままならず、北海道一周のコースも利尻島あたりからさっぱり進めなかった。
昨夕は、台風一過のスカッとした天気と思いきや、晴れたり曇ったり時々雨がふったりの妙な天気。
それでも、夕方はかなり良くなったので、折り畳み傘をリレーのバトンよろしく手に持って歩きに出た。
東の空に、薄い虹が出ていたので家々の屋根のない空間に出たら映そうと思って歩いたら、見える場所ではもう虹は消えかかっていた。
雲の下の山際のあたりに微かに虹色が見える程度だった。
雲でも夕焼けでも、美しいとか良いなとか思ったときがシャッターチャンスだとつくづく思った。
もっと良い場所を等と歩いているうちにドンドン様子が変わってしまう。
これも虹が消えた後の東の空だが、まったく先ほどとは様子が異なる。
山と黒い上部の雲に挟まれて、ポコポコと白い雲が並んで湧いている。
これも見る間に変化していった。
で、西空の夕焼けを振り返って見た。
なんと!夕焼けのショーが始まっていた。
こんな厚い雨雲の多い日には、通常夕焼けはない。
ところが雲の切れ間から射した陽が、ある部分だけ雲の底辺を照らし始めていた。
滅多にない夕焼けの光景で、思わず見とれてしまった。
太陽の沈む速度や、上下それぞれに別々に動く雲などによって、光がドンドン変化していく。
ものの5分もしない間に、ショーは終わってしまった。
夕空の光のショーは、無観客など頓着もせずどんどん進行する。
もちろんアンコールの拍手にも応えてはくれない。
「占いは最悪だけど運は良い」・・・・しろ猫