昨日は南阿蘇の帰りに白糸の滝に立ち寄った。
木山川を下流から最上流部まで紹介する記事に使いたかったからである。
木山川は、阿蘇外輪山の西側域を源流としている。
(木山川源流域)
本流もここまで来ると水はとても少なくて、ゴツゴツした岩が谷沿いに続くばかり。
これから寄ろうとする「白糸の滝」は、支流にあたる「滝川」の途中にある。
ざっと20年ぶりくらい前に訪れて以来ひさしぶり。
地震の後は、道路も崩壊して通行不能の期間が長かった。
昔の記憶で車を走らせると、ちゃんと標識などは整備されていた。
(駐車場)
以前には無かった駐車場も整備されていた。
身障者専用駐車場は、滝に最も近い場所に駐車場が準備されている。
狭い場所で、以前訪れた時は道路脇に駐車した思い出がある。
(滝までの遊歩道)
谷底までの遊歩道は、相方の最も不得意とするところの階段。
緩い傾斜が続き、階段の幅は2歩では長すぎて概ね3歩くらいの歩幅で歩く。
誰もいないと思っていたら、意外と年配の夫婦が多かった。
5分くらい下ると、滝の音が聞こえ始めた。
(白糸の滝)
日本中で、白糸の滝と名の付く滝は幾つあるのだろう。
「糸にしては、ちとデカイね」とは、相方の弁。
(白糸の岩の説明書き)
滝壺の手前に大きな岩があって、そこに説明書きがしてあった。
「お立ち岩」と呼ばれるこの岩の上で、滝に向かって両手を広げて深呼吸を3回繰り返すとパワーが漲ってくるとか。
ならばと、岩の上で両手を広げて深呼吸を3回ほど。
(お立ち岩)
なるほど、細かい水しぶきが滝壺から吹き上がり、涼しい空気を思いっきり吸い込むと気分がいい。
何だか、パワーが漲ってきたような・・・気がした。
さて、駐車場までの帰り道は、それなりの階段ばかり。
頂いたパワーに反比例して、相方としては階段逆ルートの登り道は、頂いたパワーでは足りない雰囲気。
遠回りになるが、自動車用の道路をゆっくり登りながら引き返すことにしした。
途中で、栗のイガが落ちている場所があり、よく見ると中に栗が入っていたり、コロコロと実が転がっていたり。
中には車に踏み潰されたものも・
(栗の実)
あら此処に、あららこっちにも、などと拾っていたらかなりの量になってしまった。
近々「栗ご飯」が登場することは間違いない。
先ほど「萌えの里」の物産館で、「九里より旨い十三里」等と言いながら、サツマイモを買ったのを思い出した。
でも、やはり、栗は栗で旨いのだ。
ちょっと楽しめた、「南阿蘇プチ昼食会」へのお出かけだった。
「受け止めるただ真っ青は空の色」・・・・しろ猫