今日から9月になったが、猛暑は続いている。
6ヶ月点検のためディーラーに車を持ち込んだ。
ドライブレコーダの不調の件も、合わせて見て貰うことに。
車の点検が終わるまで、近くの江津湖まで歩くことにした。
電車通りを歩くと、結構な暑さだったが、100mばかり先で江津湖への入り口を左折すると急に涼しくなった。
結婚式場のある左側のホテルの石垣も、右の民家の石垣からも大きな木が。
自然のままの大木に、敬意を表したような佇まいと空気の清涼感に気分もすっきり。
民家の石垣の向こうから伸びた太い木の枝は、塀のところから切断されていた。
もう何年か前に訪れた時は、倒れそうな枝を溝の中から支柱で支えられていたが、多分台風で折れてしまったのだろう。
道路脇の溝を流れる水はすべて湧水である。
江津湖の廻りの、特に南側を除く民家や施設の庭には水が湧き出し、池などに活用された後、こうして塀の下から流れ出す。
(梅花藻)
集まる湧水の量に比例して、溝の幅はだんだんと広がっていく。
梅花藻の花が涼しげに流れに揺れていた。
民家の塀から溢れた草木が一帯を覆っている。
萩の花や、名も知らぬ白い花をつけた蔦が水辺の風と戯れていた。
暫く歩くと、水はザ~ザ~と音を立てて階段状の場所を下り降りる。
ここら辺りで完全に汗は引っ込んでしまう。
やがてこの水は江津湖に流れ込む。
小さな子供達でも難なく立って歩ける最初の池状の場所にたどり着く。
いつもは池の中央付近に木の枝が立てられ、手頃な大きさの石で支えられている。
カワセミの飛来地で、枝にとまったカワセミが魚を捕らえる瞬間を狙って、手前の岸にはカメラの砲列が出来る。
しかし、もうこの時期はお手上げで、カワセミとカメラマンの天国から子供天国に早変わりする。
冷たい水の中では、大喜びの子供達とそれに負けないくらい楽しそうな若い母親や、テントの設営に余念のない父親たち。
今日は、江津湖まで流れ込む湧き水にスポットを当ててみた。
ディーラーへ戻る時間はあと少しある。
江津湖の話はまた明日へも続く予定。
「風景の中央に居る自撮り棒」・・・・しろ猫