先日、阿蘇産山村の「扇棚田」を見に行ったときに、波野の道の駅の蕎麦屋に寄った。
ところが、待ち行列が出来ていて、腹が減っていたのでさっさと諦めた。
連休や土日は、お出かけは現役優先なのだ。
年寄りは平日だよ、などと言っていた相方が、突然「今日の昼飯は波野の蕎麦がいい」と言い出した。
泣く子と〇〇には勝てないので、速やかに出発。
阿蘇外輪山の東側高地に位置する波野は、蕎麦の生産地。
先日は、棚田と蕎麦の花をセットで撮しに訪れたのだった。
店内には待機場所があって、壁や頭上には郷土の神楽の面やイベントのポスターが沢山掲示されていた。
高千穂の夜神楽は有名だが、波野の神楽も負けじと頑張っている。
テーブルに出された、おしぼりを見ると「阿蘇名水しぼり」とある。
阿蘇の周辺は、湧き水が豊富で日本の名水百選に選ばれた湧き水も多い。
同じ湧き水なのに百選に漏れた残念な湧き水の名所は、九州百選とか熊本百選とかで救済。
それでも漏れた場所にも、まったく同じ水質なので水を汲みに訪れる人達は多い。
注文した蕎麦は、前回食べようとして諦めたシンプルな「小天蕎麦」
蕎麦の舌触りと、香りが印象的な蕎麦だった。
やれやれ、やっと目的を達成して安心。
帰りは、阿蘇の外輪山南廻りか北廻りかそれとも中央を真っ直ぐかで迷ったが、今回は南廻りに決定。
ささやかな昼飯を、大袈裟に騒いだお出かけは終わった。
「ウイルスの方に自粛を申しつけ」・・・・しろ猫
通潤橋もいい季節だった。