庭に出て何か始めているうちに、他へも目が行ってついつい手を出してしまうことが多い。
いわく、芋ズル式の幸せの連鎖というヤツである。
そのパターンに今日も嵌まってしまった。
事の起こりは、資源ゴミの回収場所への新聞紙などの持ち込みから始まった。
鉢の水やりを思い出し、作業中に鉢の転倒防止の為の支線が切れているのを発見。
その支線を直す紐や道具を揃えたところで、車庫の壁に保管していた西日除けの葦簀を設置することを思いついた。
葦簀の設置場所には、ゼラニウムが咲いていた。
(ゼラニウム)
終わった花などを除去していたら、隣のヤブランも似たような状況でこれも不要な葉っぱを除去。
葦簀の日陰に移動予定のベゴニアが徒長していたので、カットした。
カットした部分は勿体ないので、金柑の根元に挿し芽をすることに・・。
(ベゴニアの挿し芽)
他の木の下などでは、越冬して春には新芽を伸ばしてくれることが多い。
去年挿し芽をして、今年は花を咲かせているベゴニアの横を見たら、バラの小さな花が咲いていた。
去年剪定した枝を地面に挿しておいたら、ヒョロヒョロと伸び始め根付いたと喜んでいたら、花まで咲かせた。
たった1輪のしかもやたらと小さい花だが、褒めてやりたい気分。
(新芽に花を咲かせたバラ)
小さな苗なので、花などは当てにしていなかったのだが、律儀なバラではある。
元々は切り花のバラで、数年前に相方が友人から花束を貰い、その枝を私が挿し芽にした。
そのバラが伸びて剪定することになり、その剪定した先の一部を地面に挿しておいたもの。
いうならば、挿し芽の二代目が花を咲かせたことになる。
バラの名は、ジュードジオブスキュアという絶対に一度では覚えられず、覚えても2~3日すれば忘れる名前。
やっと作業が終わって、挿し芽などに水をやろうと如雨露を取りにいったら、ハゼの紅葉がやたら目についた。
(ハゼの紅葉)
紅葉の季節はもっと後なのだが、このハゼは特別に早い。
しかも、もう一度紅葉が段々と薄緑に変色していって、本格的な秋になると通常の紅葉になっていく。
秋も深まると深紅になって、二度紅葉を楽しませてくれる逸材である。
取り敢えず朝から幸せの輪が広がりすぎて、どっと汗をかいてしまった。
日頃手入れをサボっているつけが、一度にきただけの話だが・・。
「陽光が眩し土竜もサングラス」・・・しろ猫