町には図書館併設の情報交流センターなる施設がある。
図書館は本の貸借でいつもお世話になっているが、もう一箇所いつも覗いてみるコーナーがある。
(本の絆コーナー)
図書館の除籍本や、町民が読み終えて必要がないと思った本が書棚や設置された箱に入れてある。
不要な本は他の人に活用して貰おうという主旨でもう何年も続けられている。
置くのも自由だし、持って帰るのも自由。
先日からは全集が顔を揃えていた。
(持ち込まれた全集)
日本の文学全集で、ざっと70冊ばかりがズラリと並んでした。
持ち込んだ人の書棚は、さぞスッキリしたことだろう。
今日覗いたところでは、初めの写真のごとく10巻ほどが持ち帰られていた。
以前は厚くて大型の美術全集が数十巻も持ち込まれ、圧巻だった。
あの全集も気がつけば無くなっているから、需要はあったということ。
今日は私も4冊ばかり持ち帰ってしまった。
(リサイクル本)
本の供給源は、個人の持ち込みと図書館の除籍本である。
図書館の除籍本には、「リサイクル資料(再活用図書)除籍本」とラベルが貼ってある。
それに図書館の索引ラベルもそのまま貼付いている。
ラベルがないものは、個人の持ち込みなのでジャンルも多種多様。
除籍され或いは手放されていく本や、古本屋などの雑多な書棚を眺めるのは楽しい。
宝探しの趣があって面白い。
「枕にもならぬ小さな電子辞書」・・・しろ猫
アナログが良いこともあるのだ。