今日は朝から柳誌の編集で吟社の事務所へおでかけ。
40~50%の降雨確率なので、一応折り畳み傘をバッグに忍ばせる。
朝刊に、江津湖の水草の繁茂について、読者の投稿記事があったので、いつもの遊歩道から眺めてみる。
(下江津湖)
なるほど記事の通り、もの凄い外来種の繁茂状況である。
つい2週間ほど前に、通ったときはこれ程ひどくはなかった。
(練習用ボート桟橋と水草採集船)
水草がオールに絡みつくとか、ちぎれた水草の葉っぱの部分が腐って匂いがすると記事にはあった。
マスクをしているので、匂いについては直接は感じなかったが、これは苦情が出るレベルである。
駆除対象外来魚の駆除船や、外来水草駆除の専用船も包囲された状態になっていた。
(コース整備の船)
せめてボートコースだけでも確保しようと言うのか、船が2艘盛んに動き回っていた。
ウオーターレタスと呼ばれる外来種は、ジワジワ増えていたが「ヒラモ」に似た千切れた葉っぱが目立っていた。
ヒラモは、この江津湖と益城町の藻川に自生している希少な藻である。
江津湖に流れ込む湧水の川に、養殖のため植えられているほどで再生には力が入れられている。
その「ヒラモ」の葉っぱに似ているので、すっかり試験養殖が繁茂し過ぎて流れ出たものだと思っていた。
どうやら違っていたらしく、これも駆除対象の外来種ということらしい。
(アオサギ)
往きに見かけたアオサギが、帰りの時もほぼ同じ場所の水草の上に佇んでいた。
水草が集まりすぎて、アオサギが歩けるほどに密集しているのである。
木枯らし紋次郎ふうに、湖面を見つめる鷺の目は「あっしには関わりのねえ事でござんす」と言わんばかり。
こうした外来種の駆除は初期対応が重要で、初期段階なら駆除の労力も10分の1以下だろう。
増殖を許せば、ある段階から爆発的に増える。
外来種駆除もコロナ対応も何処か似たところがある。
近隣住民からの苦情の投稿が紹介されて、始めて行政が腰をあげるパターンである。
今のところボートコースの一部を開いているだけで、除去にまでは至っていない。
ウオーターレタスがクレソン並に食べられればいいのだが。
「考える葦という字を考える」・・・しろ猫
なに?