エーッと…過去と現在の二重生活ってのは、ホントややこしいです。
去年の暮、井上尚弥が難敵を圧倒して二階級制覇を成し遂げたと、未来の秘密兵器?のケータイで知りました。
コイツと今の無敵王者具志堅用高と戦ったらどうなるんだろう…エ?今の王者ってのはどっちなんだ…
と、とりあえず…この今はめでたく80年代に突入しました。
ここで、例のタクシーの運転手を紹介しておきたいと思います。遅ればせながら…
松野内豊ばりのイケメンかと期待される方もおられるかと思いますが…私は実は姿を一度も見た事が有りません。
透明人間って訳です。何でも「アザーサイド・オブ・ライフ」とか言う正体不明の総合商社(秘密結社とも聞きます)の頭目、マスターの身でありながら運転手をやってるんだそうです。世を忍ぶ仮の姿を演じてるらしいのですが、姿が見えないんだから意味ないと思うんですが…私は仮名で未分(まだわかれ)さんと呼んでおります。
何にせよ、私はハッキリ分かった事が有ります。我々二人(実は二人で一人ですが)を結び付けているのはこの見えない存在だという事が…
この年の1月は日曜となると決まって小春日和です。毎週どっかへ散歩へ行ってましたが、その日我々は国鉄(今のJR)板橋駅前のこじんまりした喫茶店に居ました。(その店は今もあります)
どうやって行ったかと言うと…一時間ばかし掛けて歩いて行ったのです。
彼は若いので何の苦も無く、スタコラ歩いていましたが、私はもうクタクタです…何で又そんなことをって?彼に聞いてみましょう。
「楽しいから、だよ!」
―一体何が?
「楽しいから、楽しい。別にさして理由は無いけど…今日は最高気温12度の小春日和だし、オジサン楽しくない?」
―ウーン、そうかねえ…全く君ってのは稀有な存在だとつくづく思うね。そんなことはあの感覚が自然消滅してしまった後ではトントないぞ!
気温12度だってえ…ああ、この感覚が有るからハッキリ覚えているんだ。そ、そうかあ…来週はもっと暖かくなるぞ
「で、出たよ!又…予言だよ!自然消滅しちゃうと言うのも気になるなあ…一年前から続いているんだけどね」
―それは瞑想の効果ということはないのかね?
「瞑想?そういう事は別にしてないけど…あ…アレのことかな先天の坐法、道院の…」
―道院?…紅卍字会か…あの大本の提携団体の…君はそこのメンバーなのか?(と白々しい質問)
「そうだよ」
―まだ私は公表してないんだぞ!何故知らしちゃうんだよ!
「僕はそんなこと公表する気ないよ!訳が分からないが、オジサンの公表の話と何の関係が有るのさ!」
―私はねえ、宗教にも霊がどうだ、こうだということにも嫌気が差してしまった、ということになってるのに…人が聞いたら訝るじゃないか…
「そうだよ、宗教には嫌気が差した、だから宗教の根源の道に依らなければならないと思ったんだよ。実際にそこではあまり相対的な宗教的な事に捉われている人は少ないしね。興味本位の霊能的な事もあまり語れない。ただあの自動書記(フーチ)の霊示は理解するのは勿論、読むのも大変だよ!」
―漢文の勉強になっていいじゃないか…ところであの感覚が芽生えたのはその瞑想を始めたからなのか?
「ウーン、ハッキリとは分からないが、何かの気みたいなものは感じ始めたのは確かだね。でもこう理由も無く楽しくなるっていうのはどこから来るのか…よく分からない。
―あの五井先生もメンバーなんだよねえ…しかし、見えてる教祖さんから見えない神仙に道を求めるってのは…この裏面史を通して君の歩みを象徴しているんじゃないかね。道のマスターならこの場にも来ているがね…
「エーッ!また魂消る事言うんだなあ!」
―この我々が浸っている昂揚感、幸福感というのはそこから来るんだ!彼は相対的な宗教が分立する以前の未分の世界のマスターであり、時空を超えたタクシーの運転手でもある。
「普通に聞いていたらどうにかなりそうだけど、オジサンが言うと妙に説得力が有るなあ…」
―そう、そう来月はいよいよ関西行きだったな
「まだ、決まった訳じゃないよ。…そん時はそのタクシーで行きたいなあ…」
―ダメだ、ダメダメとんでもない未来、い、いや全くオカシナことになっちまうよ!
「それを言うなら…ダメよ~、ダメダメじゃないかな…」
―何だと!
彼はヤッパリ稀有の人間に違いありません。分かるはずの無いことが分かるのですから…
去年の暮、井上尚弥が難敵を圧倒して二階級制覇を成し遂げたと、未来の秘密兵器?のケータイで知りました。
コイツと今の無敵王者具志堅用高と戦ったらどうなるんだろう…エ?今の王者ってのはどっちなんだ…
と、とりあえず…この今はめでたく80年代に突入しました。
ここで、例のタクシーの運転手を紹介しておきたいと思います。遅ればせながら…
松野内豊ばりのイケメンかと期待される方もおられるかと思いますが…私は実は姿を一度も見た事が有りません。
透明人間って訳です。何でも「アザーサイド・オブ・ライフ」とか言う正体不明の総合商社(秘密結社とも聞きます)の頭目、マスターの身でありながら運転手をやってるんだそうです。世を忍ぶ仮の姿を演じてるらしいのですが、姿が見えないんだから意味ないと思うんですが…私は仮名で未分(まだわかれ)さんと呼んでおります。
何にせよ、私はハッキリ分かった事が有ります。我々二人(実は二人で一人ですが)を結び付けているのはこの見えない存在だという事が…
この年の1月は日曜となると決まって小春日和です。毎週どっかへ散歩へ行ってましたが、その日我々は国鉄(今のJR)板橋駅前のこじんまりした喫茶店に居ました。(その店は今もあります)
どうやって行ったかと言うと…一時間ばかし掛けて歩いて行ったのです。
彼は若いので何の苦も無く、スタコラ歩いていましたが、私はもうクタクタです…何で又そんなことをって?彼に聞いてみましょう。
「楽しいから、だよ!」
―一体何が?
「楽しいから、楽しい。別にさして理由は無いけど…今日は最高気温12度の小春日和だし、オジサン楽しくない?」
―ウーン、そうかねえ…全く君ってのは稀有な存在だとつくづく思うね。そんなことはあの感覚が自然消滅してしまった後ではトントないぞ!
気温12度だってえ…ああ、この感覚が有るからハッキリ覚えているんだ。そ、そうかあ…来週はもっと暖かくなるぞ
「で、出たよ!又…予言だよ!自然消滅しちゃうと言うのも気になるなあ…一年前から続いているんだけどね」
―それは瞑想の効果ということはないのかね?
「瞑想?そういう事は別にしてないけど…あ…アレのことかな先天の坐法、道院の…」
―道院?…紅卍字会か…あの大本の提携団体の…君はそこのメンバーなのか?(と白々しい質問)
「そうだよ」
―まだ私は公表してないんだぞ!何故知らしちゃうんだよ!
「僕はそんなこと公表する気ないよ!訳が分からないが、オジサンの公表の話と何の関係が有るのさ!」
―私はねえ、宗教にも霊がどうだ、こうだということにも嫌気が差してしまった、ということになってるのに…人が聞いたら訝るじゃないか…
「そうだよ、宗教には嫌気が差した、だから宗教の根源の道に依らなければならないと思ったんだよ。実際にそこではあまり相対的な宗教的な事に捉われている人は少ないしね。興味本位の霊能的な事もあまり語れない。ただあの自動書記(フーチ)の霊示は理解するのは勿論、読むのも大変だよ!」
―漢文の勉強になっていいじゃないか…ところであの感覚が芽生えたのはその瞑想を始めたからなのか?
「ウーン、ハッキリとは分からないが、何かの気みたいなものは感じ始めたのは確かだね。でもこう理由も無く楽しくなるっていうのはどこから来るのか…よく分からない。
―あの五井先生もメンバーなんだよねえ…しかし、見えてる教祖さんから見えない神仙に道を求めるってのは…この裏面史を通して君の歩みを象徴しているんじゃないかね。道のマスターならこの場にも来ているがね…
「エーッ!また魂消る事言うんだなあ!」
―この我々が浸っている昂揚感、幸福感というのはそこから来るんだ!彼は相対的な宗教が分立する以前の未分の世界のマスターであり、時空を超えたタクシーの運転手でもある。
「普通に聞いていたらどうにかなりそうだけど、オジサンが言うと妙に説得力が有るなあ…」
―そう、そう来月はいよいよ関西行きだったな
「まだ、決まった訳じゃないよ。…そん時はそのタクシーで行きたいなあ…」
―ダメだ、ダメダメとんでもない未来、い、いや全くオカシナことになっちまうよ!
「それを言うなら…ダメよ~、ダメダメじゃないかな…」
―何だと!
彼はヤッパリ稀有の人間に違いありません。分かるはずの無いことが分かるのですから…