人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

地球は新たな圏内に突入する!

2022-08-08 10:28:39 | 哲学・思想
前回の続きで、世界的規模の聖霊のバプテスマの如きものがあるとして、それは具体的に如何なる因果というか、契機で起こるのであろうか?
私は漠然と、それは神のご計画だ、なんて思っていたのですが、26年前に大調和協会会員のTさんから具体的に訊かれたことがありました。
そこですぐに想起されたことは、前世紀フランスの古生物学者、司祭「ティヤール.ド.シャルダン」が説いた「ヌース圏」とも関わるような宇宙的規模のお話なのでした。
ヌース圏、ヌースとは何か?...思考圏、精神圏とも訳されていますが、これでは真意は伝わってきません。理性?...結論から言って人類の未来を方向づけるであろう、この重要なものであるに関わらず、適当な言葉が無いとキテるのです!
これは本来我々の思考を超えたものであるはずのものなのです。超智、神智、叡智...すべての宗教、哲学はこれとつながることを目指しているはずのものでしょう。
しかし、西欧的近代思想、その理性的な精神は、それを単なる表層的思考、頭脳知の次元に落とし、閉じ込めてしまったのでした。
ヌースとは、その本源的なものであり、そこから切り離され、暴走するに至り、ご存知の通り諸々の不調和なる事態、行き詰まり状態を引き起こすことになった訳です。
かくなる要因として、ヌースは我々の歴史において、かつて一度もその全的な有り様を表したことが無かったからとも言えるでしょう。
ティヤールによれば、地球の周りを取り巻く「生物圏」により生物は進化を遂げてきたとし、我々人類は、新たに「ヌース圏」の域に入ることにより、新人類(人類の未来の姿らしいが、とっくに死語となった?)へと進化すると言い、そしてその頂点はキリストなのだそうです。(これはもはや宗教宗派を超えたものであるのは言うまでもありません)
この叡智の領域は、人類意識の進化の過程で形成されるとのことですが、私的にそれは、原初から我々の世界を取り巻いており、それまで潜在されていたものが、ある契機で顕在化する、という風に感じています。つまりそれは、我々一人一人の思考に隠された意識に対応したものなのです。
それは、我々の”上から“現れ、我々の内なるものを呼び覚ますのです。
こう書いてきて、どうもいつものことを書かされている感じがしてなりません。
だからそれは、聖霊のこと、現臨のことと言っていいのです!
人類の頭だけの知の暴走に拍車を掛けるものはこれしか無いでしょう。
核兵器の恐怖からも解放される...戦争の無い世界になるのも夢では無い...
そして、何よりも我々に神的なものとつながる本来性、神人性に目覚める道が開かれるのです。この意味で、ティヤールが言うように、人類はキリスト化するのかもしれません。
で、それは如何なる因果、契機で世界的、宇宙的規模なものに広がるのか?
え~とそれはですね...地球を取り巻くバンアレン帯が環境破壊の影響で徐々に穴が開くか、希薄になって、有害な宇宙線がそこから入り込み、いつしか沸点に達して、爆発的な規模になるという、人類滅亡のシナリオとして描かれていたものをひっくり返したようなことです。
そう、地球は新たな圏内に突入する!
ホントのことは神様に聞かな分かりません!
あの時は、ああいう質問を受けたので、待ってましたと言わんばかりに興に乗って語らされただけなのです。
それにしても、とっさのシナリオをよくもまあ、スラスラと淀みなく言葉がついて出てくるものだと思いましたが...
ずっと頭のどこかに描かれていたからでしょう。いや私には既に事実となっていたか?...
コメント
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