それぞれの道

”この教え、この教師が説いているのが最高、一番ですよ！”、”この修行法に従えば誰でも悟れますよ！”
皆さん！騙されてはいけません！ウソですよ！エイプリルフールはもう過ぎましたよ。
（ウソでもいいからあの女優さんから”愛してます！”って言われてみたい…）
あなたにとって最高の、一番の教え、道とはあなたが本当に腑に落ち、落ち着くことが出来、心ときめかせられるもののことです。
私はウソは申しません！ン…
宗教、精神世界と呼ばれてる世界には、この手のまことしやかな、押しつけがましい文句が溢れかえっているようです。
どうしても、そのようには感じられない…信じられない…受け入れられない…
にも関わらず、宗教なんかでは”信じなければ救われない！”という…無理に信じたら迷いを背負いこむばかりなのに…
そうでなくとも、例えば”みんな最初から悟っているんです！救われているんです！迷ってる個人など居ないのです！”といった言葉が、”信じて下さい”と言わんばかりに本やブログで賑わしています。
そういう話聞いても反応する個人が居なけりゃ本にもブログにも突き当たる訳なく、何かを求めているからそっちに目が行くのです！
そして腑に落ちない、どっちつかずの迷いの思いが巷に溢れかえることになってしまうのです。
ま、中にはそういう言葉がピタッと来る人も居るんでしょうけど…
これはしかし、受け手側にも問題が有るのは言うまでもありません。
自分は一体何を求めているのか？
今、自分が歩んでいる道が果たして自分に合っているんだろうか？
ジックリ自分自身と向き合い、内なる声に傾けていますか？要らんお世話かも知れませんけど…
道を歩む上で何が妨げになるかと言えば…惰性じゃないでしょうか？
長年の習慣的な思いで、いいかげんなところで妥協してしまう…本物に巡り合う事無く…
又、”この人がこう言っているんだから”って事で、ちっとも腑に落ちないのに無理に受け入れようとしたり…ご苦労さんなことです！
みんな”そのとおりだ¡”と言ってる、だから私もここは歩み寄ってと…こういう所業はもう、ユダに密告するしかない！
私はいくつかの出会いを通じて自分の感性を育ててきました。
願わくばみんながそれぞれの道において本物に出会いますように…
正直ものである？私は勿論”あれを信じなさい！”とか”こうやれば悟れる！”などとウソは申しません！
私にはもとより特定の教えも修行法も持ち合わせていません。
”あなたの道はあなたが決めるべきだ、あなたの導師に聞いてください””あなたの内なる絶対的なものにゆだねよ”
これがウソだったら３６５日エイプリルフールだ…
だが…騙されてはなりません！ウソも方便というのもホントですから…
それに…本音を言えば誰がどう生き、どう迷って、世界が平和になろうと、滅びようと私の知ったこっちゃない！のです。
要するにここでは好きな事書いているのです…だから皆さんも好きになさって…
私は必ずしも私と考え、趣味が合わなくとも（ま、そこにも許容範囲も一応ありますが）ある言葉などに接して、そこから無条件に喜び、ときめきが伝わってきたら、文句なく楽しいです。
それぞれの世界が有って、それぞれの花を咲かせている…だからこの世は楽しいのです。

ノスタルジーと哀愁に満ちた（誰も知らない）アザーサイド名曲館…今宵は…

Ｆａｔｓ　Ｗａｌｌｅｒ＆Ｈｉｓ　Ｒｈｙｔｈｍ　”Ｕｎｔｉｌ　Ｒｅａｌ　Ｔｈｉｎｇ　Ｃｏｍｅｓ　Ａｌｏｎｇ”（１９３６）