連休最後の日、人並みに連休を楽しもうとご近所の酔考先輩と連れだって大混雑を覚悟して鎌倉へ遊びました。 ところが、人出がさっぱりなく、平日並みのゆっくり散歩となりました。もっとも最後の結末は予想できないと云うことを予想していましたが、やっぱり予想通りの予想できない結果で終わり満足です。(笑)
まず北鎌倉下車、円覚寺を避けました。その前に連休中いつも満員だった湘南新宿ラインは拍子抜けするほどがらんとしていました。まるで月曜日にタイムスリップしたのではと不安な気持ちになりました。 見物の老若男女で混雑する街道も数組が歩いているだけです。 5/2発売の鎌倉特集サライを胸にした小母さんの集団が闊歩しているだろうという予想は見事に外れてしまいました。 それではカミさんに駆け込まれる前に東慶寺に行ってみようという次第になり、ひさしぶりに足を踏み入れました。
境内には見学者も少なく静寂な空気が漂っています。歌がうまくなった鶯の長ぁーい鳴き声が聞こえます。新緑が小雨に濡れて鮮やかでした。 ここには著名な方々のお墓が独特のレイアウトで並んでおりホッとする空間です。
バレーの大松博文監督と三段跳びの織田幹雄氏の近代的な墓が並びあって建っています。 著名な方のお墓は五輪の塔や自然石状のものが多く青く苔むしているのも印象的です。 崖に祭られたお地蔵様をぱちりとしてきました。もうすぐ菖蒲の季節でまた混み合うことでしょう。 前日までは気が狂うほどの人出であったとこのあと商店街で聞きました。日頃の精進の良さが今日のぶらり旅を吉としてくれたようです。
酔考さんがはじめてという亀ヶ谷の切通から扇谷に抜け、小町通りの友人の店にちょっと立ち寄り、つるやという古い鰻屋で昼食となりました。 鰻が焼き上がるのに40分かかるのを承知で入ったのですが、結局お昼の宴会になりすっかりいい気分です。 町の面白いお店を物色しつつ井上蒲鉾店ではんぺんを求め、江ノ電鎌倉から戻り藤沢まで乗ることにしました。その頃にはすっかり酔いが回り江ノ電では終点まで爆睡です。藤沢散歩の元気もなくそのままロマンスカーに乗って新百合ヶ丘で各駅停車に乗り換え、祖師ヶ谷大蔵から歩いて帰ることにしました。
その途中、世田谷の温泉そしがや21を発見したので汗を流すこととしました。初めての区内温泉経験です。ところが、ここは大変な混雑です。連休最終日のお客は鎌倉ではなく、近場の温泉に集まっていることをつきとめました。(笑) 焦げ茶色の東京独特の温泉はぬるりとしてまずまずでありますが、湯船の種類がありすぎ、電気風呂では腱鞘炎気味の右手がビリビリと反応し驚きました。 タオルセット100円、入浴料400円、スーパー銭湯のはしりのこの湯はお勧めと思いました。 武雄温泉に比べるべくもありませんけど。
最後は地元の湯のレポートでしたが、そこから二駅歩いて経堂へ到着したところ、ころあいよく行きつけのお店が開いている時間です。(汗) 湯上がりビールを飲んで乾杯。まさか温泉で締めくくるとは予想だにしなかった行き当たりばったりの21,000歩の旅を祝いました。 酔考様、無事帰宅されたでしょうか。お付き合い下さいましてありがとうございました。(その逆か?)(笑)