からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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からくり堂の再来

2007年12月12日 23時13分36秒 | からくり情報

 久しぶりの宴会にはしゃぎすぎた昨晩でありました。案の定朝からボーッとしていましたが、それにもめげずに仕事を続けて目下の宿題の山を越したような気がします。一年分を一気にやろうとする怠惰な精神には反省が必要ですが、毎年改まりません(汗)

ところで昨日昼間の仕事を終えた足で横浜線・矢部駅へ。というのも先日我が家の小型ストーブをお譲りした方がこの地域で「工房あなろぐ」という魅惑的なお店を開いていると聞いていたからです。 矢部駅から10分ほど歩き16号線を越えた近くにそのお店はありました。入って驚きました。まさに以前私のホームページで描いていた「経堂からくり堂」ではありませんか。(笑) ちょっと違うのはクラシックカメラがないということだけです。 一番先に目に飛びこんだのは、歯車式風力計です。 学校の教材で見たことありました。その隣にはデファレンシャルギアの動作モデル。別の棚には内燃機関のカットモデルが乗っています。 オーナーの秋元さん が全て自分で修理して完動品にしたものばかりとのことです。 といった具合に様々な品物が並んでおり一つ一つ説明していくだけでも日が暮れそうです。 真空管アンプもずらり、こちらのオーディオシステムも蓄音機とともに圧巻でした。置いてある品物一つ一つが吟味されたものであることが伝わってきます。店主の選別眼には脱帽です。酔考さんをご一緒できなかったのも残念です。というのは木工道具も逸品の数々。小型の鑓鉋(やりがんな)もなかなかのものだと思いました。次の機会に学芸員としてご参加をお願いします。

Dc121203

店の左手はこんな具合で珍しいものの数々、太陽系の回転モデルも目に付きます。聞けば、我々が子供の頃理科室で接した科学教材が廃校や入れ替えでどんどん放出されているとのこと、理科教育に不熱心な最近を現しているように感じました。パソコンのバーチャルな画面で教育の全てをやろうとしているのでしょうか。手に触れ動かすことで心に焼き付くのにと思いました。 

Dc121202 店の正面奥は工作室とのこと、実はライブ仲間には欠かせない道具や部品の数々です。是非ご視察下さい。(笑) 欲しいものがありすぎという状態でありますが、最近極貧状態にの私としては目の毒の数々でありました。 が、気が付いたら重くて実用的な小型金床をぶら下げて帰路についておりました。

美味しいコーヒーと楽しい話で時間の経つのがあっという間、夕方の宴会がなかったらまだまだ眺め回っていたと思います。 是非また伺いたいと思います。近所にないのが残念ですが、少々の電車賃を払っても充分行く価値のあるお店だと思いました。 ツワーしませんか。>お仲間へ(笑)

例のストーブも入り口に鎮座してオレンジ色の光を放っており良い居場所を得たと思います。 こんな雰囲気についつい長居して失礼いたしました。 奥様にもよろしくお伝え下さい。知られて欲しいような欲しくないような複雑な気持ちで書いてしまいました。