ライブスチームの運転装置ご紹介シリーズの間が空いてしまいました。書いてる本人が忘れないうちに次に進めます。 このところ、全く動かしていないせいかも知れません。 前回は日本の雄、C622の運転室だったので次回は英国最強の機関車Duchessにするつもりでしたが、私のスチームがなかなか上がらないので「からくりメカニズム大家」Hさんの可愛い機関車を紹介致します。
木曾森林鉄道のボールドウィンです。山の中を木材満載の貨車を引いてコトコトと走っていた機関車です。近代化に名の下に何時の間にか消え去った愛すべき機関車です。この製品は多分80年代にアスターから出された初期製品です。今年はこの機関車を機能アップしたものが比較的安い値段で出されるようで既に予約した方がチラホラいるという噂です。 北裏鐡道への登場をお待ちしています。 この時代のものはシリンダーが亜鉛ダイキャストベースなのでちとひ弱かも知れませんね。 この個体は、完全整備がなされたのでガンガン走り回っておりました。 やはりこの趣味は、機能の理解と整備技術が必要であると思いました。
運転は二つのメインレバーを操作します。片方が停車時に燃焼を補助する通風弁、もう一方が速度を変化させる加減弁です。が、どちらがどれなのか失念しました。(ペコリ) この機関車は、走りたい方向に押し出すとその方向に走り出すスリップリターンクランク弁装置なので逆転弁は存在せず、操作は簡単です。
今年発売の新製品はオプションでスチブンソン弁装置と軸動式給水ポンプを付加できるので本格的な機関車に仕立て上げることが出来るようです。 夏のJAMには姿を見せてくれそうです。
この古い機関車には圧力計、水位計もついており運転を楽しむには最適のものと思います。ログカーと最後尾には小型車掌車?を引かせると往時の雰囲気が感じ取れるのではないでしょうか。 そうそう、燃料がアルコールであるのも扱いやすい機関車といえる理由の一つです。
本日は簡単にこんなところでお終いとします。