ネタは色々あるのですが、相変わらずこのblogに馴染めなくて避けてしまいます。 このところ大物の時計ならぬシンギングバード。 オークションで見掛けた安価な鳥籠をゲットしたのですが、これが何とまぁ逸品でありました。 と思うのは私だけか。 ゼンマイで充たしたエネルギーで本物のような鳥の鳴き声が出ます。それも連続だったり、間欠設定にすると結構長い時間鳴いておりました。どんな仕掛けだろうと思う悪い性癖が出て来て、自己責任で開けて見ることに・・・ ジーッと眺めると此処からこの手順で開けるのだと云うことが見えてきます。 と云うことで中の仕掛けを何となく理解できました。これは小鳥と云うよりもからくり人形です。或いは時計ではないだろうかとほくそ笑んだ次第です。
上手く鳥籠が外れました。
オルゴールと同じ風車の調速機があります。
白い箱はふいご、つまりアコーディオンの蛇腹です。これで空気圧を作りだし鳥の声を出す笛を鳴らすのです。
仕掛けが分かればこれ以上分解する必要も無いし、壊すことにもなりかねないので此処でお終い。元通りに組み立てて飾っております。
そうそう、鳴き声が変化するのは、真鍮製のゼンマイドラムの下部に波打つ円板があり、その形をトレースして笛のピストンの移動量を変えることで鳥の声が変化します。さすがに独逸製、この会社がリュージュ社傘下になり機械は高級品のエンジンとしてしばらく使われたようです。
こんないいものを安価で売っていただいた売り主に感謝。
勿論きちんと元に戻したので相変わらずいい声で鳴いております。
そしてつい最近シンギングバード目覚まし時計が来てしまいました。この話はいずれ。