からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

古い時計を手直してみる

2014年10月26日 21時27分33秒 | からくり
 仮住まいに越したのが3月上旬でしたが、いつの間にか七ヶ月以上経ってしまいました。この生活もあと一ヶ月ちょっとになりました。
この間、からくり的生活が休止状態となりストレス満載状態でありましたが、余計なことを考えずノホホンとするように心掛けておりました。従って家族からの評判は最低だったことでしょう。(^0^)
それで丁度いいくらいに色々湧き上がる課題。結構苦しい期間でもあります。

リセットのためにやってみたのが時計からくり。オークションでたまたま目にしゲットした古いなデジタル時計を構造理解のために補修する気になりました。何とかなりそうな簡単な構造であることも理由の一つ。

2-30年前の古時計と思っていたのですが、分解するために調べて分かったことは100年以上前の明治期の独逸製のものです。機械の天符は新しくなっているので骨董品ではありません。


とここまで書いて何だか同じことを書いている気分になって調べると今年の5月7日の記事がありました。
ついでなのでリンクのテストと思いこの行まで書き進めました。(ペコリ)

と云うようなことをきっかけにこのところ古い時計に目が行ってしまいます。狭い遊び場所でニヤニヤするには丁度いい大きさだからでしょう。とはいえ名だたる腕時計は天文学的な値段が付いているのでもっぱらやけどしそうにないオークションの置き時計。
しかしながら、目で楽しんでいるのが実状です。(^0^;)

そもそものきっかけが、不調のこの時計を調整する気になったことです。友人のところから来た古時計は、長く動かず、ベルも鳴りません。天符の動きがぎこちなくて息継ぎするような状態でした。



四方と天井をガラス板に囲まれたもので天井板は割れています。裏蓋を開けるとご覧の通りです。



当時カメラの修理に嵌まっていたので何とかなるだろうとガラス箱から機械を取り出したものがこれです。



更に不具合の根本原因の天符を取り出しました。ものの本によると化なり古い構造のガンギ式。
天符ゼンマイに最大限の注意を払い取り出したものがこれです。



この歯車をルーペで子細に眺めるとかなり摩耗し、歯車の長い歯が波打ったり場所によっては毛羽立っていますが、こんな状態であればゼンマイが弱くなりと引っかかったような動きになるのでしょう。
歯車を作ることが出来るはずもなく、このまま滑らかにすることで当座を凌ぐことにしました。
今度もルーペで眺めながら鋭角なダイヤモンド鑢で一歯づつケバ取りをしてみました。
その歯車で組立直して動かすと今までの倍以上の時間動くようになりました。それでも別のものよりも短時間で停止するのでまだまだ改善の余地があります。

と思いついたことを試行的に書いてみました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。