このところ京都、静岡と遊び回り、帰宅後は神妙に伸びてきた草取りに集中という活躍をしていましたが、それが仇となり左膝を痛めたようで本日より通院が始まりました。楽あれば苦ありを地で行ってしまいました。ということでお許しが出るまでは無理できないようです。
確かに掃除しても膝が痛くジーッとしていた方が良さそうです。
工作も場所の確保が未だに出来ていないので何を作ろうかと悩んだり、あんなモノを作ったなと思い返すことしか出来ないのが残念。 ということで2006年に作ったフォークリフトを採り上げました。以前にHomepageに作成過程をまとめましたが、ここではからくりのご披露にしておきます。一度使ったネタかも知れませんが、角度も違うのでまあいいでしょう。
この模型は、独逸製、どうしてかの國の製品はマニアを引きつけるのでしょうか?最近の日本ではこの様な製品を出すメーカーがありません。 タミヤ?いやいや別ジャンルです。 この1/16縮尺の特殊車両模型は独逸では盛んなようでブルドーザーやショベルカー等を油圧で動かして楽しんでいるようです。実にパワフルな動作をしているので1000円、2000円の中国製模型とは比較にならぬ出来栄えです。
とは言え価格は目の玉が飛び出るほどですからいいのは当たり前ですね。
さて、今回のものが出来上がった姿はこんな具合です。
良く出来た麦酒ケースを求めて遊ぶつもりでしたが、結局開かずの間になった工場に寝ています。(^0^;)
実はパワフル、箱にはペットボトルを持ち上げた写真です。実際にこんな力があります。世の中に溢れているフォークリフト模型とは一線を画した大人の模型ですぞ。(笑)
強力な力を発生する仕掛けは次の通りです。
これは垂直に立ち上がったフォークが上下する支柱です。下部にリフト用モーターがありギアで減速し、左右のウォームギアで垂直な軸を回転し管内のネジを回して上下運動に変換します。ウォームギアとネジで減速するのでパワーが強力になっています。その力は微小なチェーンに伝えられフォークを動かします。
前輪が駆動タイヤで、左右の動輪間には差動歯車(デファレンシャルギア)が入っています。このおかげで方向転換はスムーズです。
モーターとデフギアの間に入る減速ギアです。軸受けはベアリング入りで大変軽く仕上がりました。
これがデフギアです。いつ見ても不思議な動きをします。これが自動車には必ず使われていることをご存じかと思います。
さて、これらを組み上げたものです。フォークの前後に傾けるチルト角は直接サーボで動かします。
操舵系は後部車輪の方向をサーボが直接回しています。
中味はこうなっていたかと古い写真を見て感激するようでは製作者失格ですね。(^0^;)
実は全景を撮ったものがありませんでした。上の写真のように実物とそっくりな姿です。操作レバーが電源スイッチですし、様々なオプションも出ているようです。私が入手したのはこの麦酒ケースのみだったかな? 定かでないのでもう一度手元でよく見る必要があります。
忘れかけたからくりを一つご紹介いたしました。(^0^;)